蜜蜂と遠雷

5月18日、木曜日。

昨夜、恩田陸「蜜蜂と遠雷」を読了。

真面目な話、前半は凄く面白く読めたんだけど、第三次予選で曲を演奏しながら大長編を想像するというくだりに来てしらけてしまった。明らかにやり過ぎだし、第一演奏中に物語を想像するなんてのは邪念に過ぎない。演奏に集中、没頭していればそんなことは脳裏に浮かばないはず。本当に演奏に没頭しているときというのは感覚がすべてに優先する。意図を感覚が追い越す。だからそこに邪念が入る余地などない。まあ楽器を演奏しない人が読めば面白いんだろうけど。それとラストがあまりにも凡庸。この辺りも最後までまとめきれなかった少女漫画という印象。漫画だと思えば面白く読める。読みやすくてすいすいページが進むのは間違いないので。

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というわけで、あまりにも毎日起きる時間が出鱈目なので業を煮やしてとうとうアラームをセットして朝起きた。9時ジャストに。今日もとにかく天気がよく、暖かかった。というか暑かった。昼前に一度玄関前の草取りをして、午後も庭の草取りを少々。すると、見慣れぬ花が。

ツイッターのフォロワーの人に教えてもらったら、これは牡丹だそうです。なんていうか、まだ完全に開花していないだけにかえって不思議な花に見えた。

今日は4時に歯医者。Gジャンを羽織っていったらとにかく外は暑かった。差し歯を入れてもらって、ぎゅっと噛んでいてくださいと言われて永遠とも思える時間放置されて、気が遠くなりかけた。帰宅後、Tシャツ1枚でも平気だということに気づく。夕方でも窓全開に出来た。さすがに日が暮れてくると涼しくなるが。

相場は昨日から唖然とするようなリスクオフ。今日は歯医者の予定が入っていたのでちょろちょろと無難な程度にまとめる。で、安部公房の「箱男」を再読し始めたのだけれど、なんだか冒頭から憂鬱になるのは何故だろう?

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