侵略

7月25日、火曜日。

この、健闘したと思ったのが実は敗因だったのか、今日の日中はとにかく闇雲に眠くて参った。朝食後、相場の想定を終えた頃合の10時過ぎに突如猛烈な眠気に襲われてベッドに入り1時間20分ほど昼寝してしまって午前中はほぼ消滅。今日も朝から雨模様で暑くない。相場が動き始めるのは3時以降と踏んで、パンの昼食後今日も業務へ。懲りない。で、2時半過ぎに撃沈。今日はツキがなかった。帰宅後、3時過ぎから相場のトレード開始。ところが、また眠気に襲われてまたもやベッドで昼寝。一体どんだけ寝ればいいのか。呆れ果てる。で、二度目の昼寝から目が覚めて5時近くなってから売りポジションを作り始めたのだが、今日は昨日のように上手く行かずロンドン時間に売り上がってポジションが増えるだけ、微損で逃げるタイミングはあったのだがどうも今日は下がるという幻想から抜けきれずそのまま保持する。7時近くに母のところに行き、ニュースを見ていて最後に相場のレートが出てどうやらまだストップは食らっていないようだとほっとする。母のところから帰宅すると確かにポジションはまだ生き残っていた。ところが今日のところはどういうわけか米の長期金利が一向に下がる気配がない。夕飯を食べる前ぐらいにまたもや微損で撤退できそうなタイミングがあったのだが見逃し、結局10時過ぎにストップを食らってしまった。その後ユーロドルとかであがいてみるも逆に返り討ちに遭う。というか、今日のところは想定自体が結果的に間違っていたので、どうやっても駄目だったかもしれない。

それはともかく。

夕食後の夜、ここのところ暑くなってから台所の流しにコバエが大量発生しているので、三角コーナーのごみを捨てることにした。というのも男の一人暮らしが故に普段は三角コーナーが一杯になってから捨てるようにしているのだが、最近手抜きの夕食ばかりを食べていたせいもあり、ずうっと三角コーナー半分ぐらいのままで放置していた。で、三角コーナーの中身を捨てたはいいのだが、何かがシンクの中でうごめいている気がする。気のせいかと思ったのだが、一見してただのごみのように見えるものが動いている。なんだろうと思ったら物凄い小さい線虫のようなものだった。それが流しに大量にいてうごめいている。たぶんこれはコバエの幼虫、つまりウジ虫だと思う(他に考えようがない)。気味が悪いことこの上ない。とにかくキッチン泡ハイターを一面に吹きつけ、少し置いてから流して歯ブラシでシンクやら三角コーナーやらをごしごしと擦りまくる。それから念のために洗い桶にハイターを溶かした水を溜めて流す。一応これで綺麗になったっぽいのでひとまず書斎に戻って相場のトレードに戻る。で、30分ほどしてふと台所に戻って流しを見ると、すっかり綺麗にしたはずのシンクの中にまたも例の線虫が大量にうごめいている。これは気持ち悪いのもそうだがこうなるともはや怖いレベル。なんていうか、「寄生獣」とかハル・クレメントの「20億の針」みたいに寄生生物に侵食されている気分だ。つまりホラー映画というよりはむしろSFの世界。しかしながら「寄生獣」にしても「20億の針」にしても寄生生物と共生するという話だが、もちろんこんなものと共生するつもりなんてさらさらない。またしても泡ハイターをかけまくって流し、歯ブラシでシンクの脇の部分とかも全部こすりまくる。それから排水口のごみ袋も捨てる。これで一見なんとかなったように見えた。少なくとも流しのシンクはぴかぴかになったように見える。ここでまたしても書斎に戻って相場の続き……と思ったのだがどうにもあのうねうねと気色悪く動く線虫が気になってしょうがない。なんだか自分の身体にまでまとわりついているような気すらする。なので10分ぐらいしてまた台所に様子を見に行くと、たまげたことにまだ何匹か這っていた。唖然。一体どこからやってくるのか。正直頭はパニック寸前である。とにかく殲滅しなければと、またしても流して歯ブラシでこすりながら薬缶にお湯を沸かす。で、沸騰したお湯を排水口やら三角コーナーにかける。もう必死である。なにしろ相手はゾンビみたいにやっつけてもやっつけてもどこかから湧いてくるのだ。一旦また書斎に戻って相場のトレードに戻る。ばたばたやって失敗する。で、気がつくと日付が変わっていた。0時半ごろに恐る恐る台所の流しを見に行くと、どうやらようやく殲滅に成功したようである。いまのところは一匹も這っていない。そこでようやく排水口と三角コーナーに新しいネットを被せる。

とまあ、今日は相場も散々だったけれど夜になってから思いもよらぬものに侵略されそうになり、まさしく危機一髪であった。あのまま放置しておいたら一体どうなったことやら、考えてみるだに背筋がうすら寒くなる。まああれが全部コバエになるぐらいならまだいいのだが、もし線虫のまま増え続けるとしたら……と考えると恐ろしいことこの上ない。何しろ小さいからもしかしたら俺は既に何匹か食べてしまったかもしれないとか、気がつかないうちに自分の身体の中に入り込んでいるかもしれないとか、妄想が膨らんで頭とかその辺が痒くなる。ああ怖かった。

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