9月29日、土曜日。
昨日は世界で一番不幸だと落ち込んでいたのに、理由は分からないが今日は何かとツイていた。
まず、朝9時40分ごろに区長からの電話で叩き起こされた。このこと自体はむしろツイていなかったというべきなのだが、結果的にそれでいい夢を見ていたことになった。つまり、あと一時間余計に寝ていたら僕の夢の記憶は違うものになっていたはずだからである。僕らが覚えている夢は目が覚める直前に見ていた夢の記憶であって、一晩に数限りなく見ているであろう夢の中で最後に見た夢の記憶だけが残る(はず)。つまり、今日の場合は一番いい夢を見ていたときに起こされた。もちろん、あと一時間寝ていたらもっといい夢になっていた可能性はあるものの。
で、次に業務に行ったら久しぶりにツイていた。しかしながらこれもバカみたいにツイていたというほどのことではなく、最近は不ヅキがずっと続いていたのでただ単にそれのお返しなのかもしれない。実際本当に馬鹿みたいにツイているときというのは、とんでもなくツイている。例えば、今のこの店でも108回という煩悩の数だけ連チャンしたことがある。正直途中から永遠に終わらないのではないかと怖くなったくらい。実際には4時間くらいなのだが。
それから鹿島が神戸に5-0で圧勝した。これも自分がツイていたというよりもただ単に今日の鹿島が強かっただけかもしれない。しかし試合途中に、これは5-0ぐらいにならないかなと思ったら本当にそうなったので。なんだか先ほどの業務といい、なんでこんなに物事が上手く進むのかと不思議に思った。
ついでを言えばこれは別にツイていたわけでもなんでもないが、母のところに行ったら今年から入った若い看護師がやってきたのだが、この背が高い看護師(たぶん僕と同じかそれ以上ある)、目の前で間近に見るととんでもない美人だった。正直なところ、今までの経験からいってもそうなのだが、あまりにも顔かたちが整っている人を目の前にするとなんだかある種の恐怖感みたいなものを覚えて腰が引ける。まあたぶんそれがいわゆるところの「気おくれ」というものなんだろうけど。たとえばメラニー・ロランみたいな一体同じ生き物なんだろうかというぐらい美しい顔を見ると、かえってセックスアピールを覚えない。つまりその、自分がこの人を押し倒すということが想像できない。で、不謹慎なことを言えばそういうとんでもない美人がマスターベーションをしているとしても、それは恐らくそれほどセクシーではないようが気がしてしまうのである。それはただ単に美しいものに見えてしまうような気がする。
だんだん何を書いているんだか分からなくなったが、台風の影響で夕方から雨になった今日もとにかく寒かった。それにしてもなんだか奇妙な一日だった。これで明日業務に行くととんでもなくツイてなかったりするんだろな、と思うぐらいのペシミストではある。