軋轢

2月26日、火曜日。

最近になって大いに自覚しているというか痛感しているのは、かつての自分が典型的なクレーマーだったということだ。特に抗うつ薬でブレていたころ、元妻の医療ミスのときとか、田舎に戻ったばかりのころはモンスタークレーマーと言ってもいいぐらいだった。母が現在いる特養で、大なり小なり、僕が一番クレームを申し立てているんじゃないかと思っている。今にして思えば穴があったら入りたいと思ったり、余計なことを言ってしまったという後悔がある。そんなわけだから、今日にしても本来ならクレームの電話など入れたくはなかった。

とはいうものの、今日の午後、病院で長い診察がようやっと終わって会計も終わったというころ、特養の付き添いの看護師が忽然と姿を消してしまい、どこを探してもいないしいつまで経っても戻ってこないので、この人は前回のときも黙っていなくなったりしていたのでつい特養に電話してしまった。看護師が行方不明になったから連絡をして欲しいと。すると、どこかから看護師が現れて(手にサンドイッチなぞを持っていたので食事を買いに行っていたのだろう)、すみませんの一言もなく「見えるところにいました」と言い張るのである。僕がいくら目で探しても見つけられなかったのだから意味不明だが、もしかしたら売店のある2階から僕と母を見ていたのだと言いたかったのかもしれない。しかし常識として、何か用事があってしばらく離れるときは一言声をかけるのが普通だと思う。僕ですら車の中で煙草を吸いに行くときは一言断ってから行く。いずれにしても向こうも向こうでムカついたのだろうし、今日の看護師とは物凄く気まずくなってしまった。なので、帰り道を運転しながらどうしたものか散々悩んだのだけれど、一度電話してしまったからにはしょうがないと帰宅後に特養のクレーム担当の女性に電話して説明した。当然、いなくなるときは一言あってしかるべきという話になったが、どちらにしてもお互いに凄く気まずくなったから次回からはできれば違う看護師にして欲しいと言った。これもまたクレーマー的行為なのだろうか? 実際人の悪口を言っているようで自分でも気分はよくない。だが黙っていてまた同じ人が来て同じような状況を繰り返すよりはましだと思ったのだった。絶対的な確信があるわけじゃないのだけれど、今日のところは看護師の方が常識がなかったと思う。

今日病院で母の歯の検査をしたのは、手術時に歯からばい菌が入って感染症を起こすのを防ぐためということだった。それで、虫歯が一本あるのを抜歯することになり、また病院に行く日が一日増えてしまった(来週の月曜日)。そのことを告げられたときも、今日の看護師はその場であからさまに嫌な顔をしていた。そんなに嫌なら来なければいいのに。正直なところ、今日の人以外なら誰でもいい。人間関係の軋轢というのは本当に疲れる。余計なところでいらぬ神経を使ってしまう。

今日はアラームで8時半起きで病院へ行った。帰宅後の夕方に昼寝を小一時間ほど。すっかり疲れ果てて夕飯は外食。

カテゴリー: 未分類 パーマリンク