午後の曳航

3月4日、月曜日。

8時42分に母のいる特養からの電話で叩き起こされた。今日は母が午後に県立中央病院で抜歯をする予定だったのだが、昨日の夜から母が熱を出しているということだった。昨夜は39度まで上がったらしい。今日になってもまだ熱があるので、本日の抜歯をどうするか病院に相談したいという話だった。特養の方で病院に連絡するというので心臓血管外科の担当の名前を教えて折り返しの連絡を待つことにする。のちほど連絡があって、今日の抜歯は中止になり、明日も心臓エコーとリハビリの予定が朝から入っているのだが明日は予定の10時の10分前に診察に来てくれということになった。それで、場合によっては明日から入院となる可能性もあるということだった。

いまだに熱があるということだったので心配で午後に特養に面会に行った。母はほとんど寝ていて調子が悪そうだった。僕が話しかけてもろくに返事もせずにすぐにいびきをかいて寝てしまう。かと思うと突然「寒い」とか「痛い」と大きな声を出して目を覚ましたりする。そして再び寝てしまう。熱の方は37度台まで下がったらしい。結局小一時間ばかりいて帰ってきたが、帰り際には母は目を覚まして僕の手を握った。

明日から入院の可能性があるというので、ドラッグストアに行って歯磨きセットや箸やスプーンといった買い物をした。夜にそれらに母の名前を油性ペンで書き、去年の年末に用意した入院用の書類の日付を今日に修正した。一通り入院に必要なものを紙袋に入れ、念のために車の中に入れておいた。ついでに車の中に常備しているリュックの中に自分の薬があるのを確かめて、万が一病院に泊まらなければならなくなっても大丈夫なことを確認。恐らく手術の日以外はそんな心配をする必要はないと思うが。

そんなわけで明日の朝は早起き(といっても8時だが)しなければならない。今朝9時前に起こされても眠くて昼ごろに昼寝をしてしまったので、今晩は早く寝るつもり。というわけでいつもより早めに日記を書いた。

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