5月17日、金曜日。
どういうわけか昨日今日と夢を見て起きたら6時台というのが二日続いた。早く起きないように昨夜は寝る前に安定剤4錠(4mg)飲んだのに。どちらもちょっと悪夢っぽいところがミソなのか。とにかく二度寝すると今日は裏の人がごみ当番のほうきを持ってきて9時26分に起こされた。結局眠くて今日も朝食後の午前中は昼寝。
浦和 2-3 湘南。途轍もなく凄い試合だった。母のところから帰ってきて、夕飯を食べながら台所でタブレットで川崎 1-1 名古屋の試合を見ていたのだが、ツイッターのタイムラインで湘南の杉岡の明らかなゴールがノーゴールにされたという情報が流れ、タイムライン上の動画で見ると本当に明らかなゴールでこれがノーゴールかよ、という感じだった。一応川崎の試合を最後まで見て、それから浦和対湘南を後半の途中から見た。後半、既に湘南は菊地のゴールで1点を返していたが、そこから見ても凄い試合だった。どういうわけかタブレットが横にしても画面が横にならず、しょうがないので半分の小さい画面で見ていた。すると湘南はまたもや菊地のゴールで2-2の同点に追いつき、アディショナルタイムのラストワンプレーで山根が逆転ゴール。と同時に試合終了という、ちょっと現実とは思えないような試合だった。件の幻に終わったゴール(つまりノーゴール)のシーンは何度も繰り返され、実際にゴールネットが揺れているわけで誰が見てもゴール、この大誤審はこれを書いている今に至るまであらゆるサッカー選手を巻き込んでツイッターのタイムラインを賑わせた。
たぶん後半やりにくかったのはむしろ浦和の選手の方だったとは思うが、なんていうか、水戸黄門的な誰が見ても留飲が下がるというような展開に正直湘南サポでもない自分も胸が熱くなった。あまりにも劇的な試合だった。気の毒なのは今日の審判団で、この先何年も、いやもしかしたら何十年もあああのときの、と言われるのだろう。なんでこんなことが起こったのか何度見ても不思議で、主審のみならず副審までもあれを見ていてゴールと判断できなかったのは理解に苦しむ。ともあれ、鹿島以外のチームをここまで一生懸命応援したのは初めてかも。
試合後の湘南曺監督のコメントによるとハーフタイムで試合をやめるか続けるか選手に訊ねたそうで、もし試合放棄していたら物凄い後味の悪い試合になったはず。それに2-0あるいは2-1のまま浦和が勝っていてもなんか嫌な後味にはなったはずで、最後の最後まで諦めずに戦った湘南の選手たちを称えたい。