6月27日、木曜日。
終日雨。依然体調悪い。相変わらず少々昼寝してからじゃないと動けない。桜井鈴茂「アレルヤ」読了。
桜井鈴茂『アレルヤ』読了。町田康あたりに触発されたのかなと思われる饒舌体。最後のところで息切れしたのかよく分からなくなる。もっと面白くできたような気がするが。いずれにせよこの小説が僕が一次予選だけ通って最終選考に残れなかった新人賞を取ったのだな。心中複雑。
— Sukeza (@anykindoflove) June 26, 2019
そう、読み終わってから気づいたのだが、なんとこの作品が僕が「幽霊譚」で応募したときの新人賞を受賞した作品なのだった。正直なところ、饒舌体を取り払ってしまうと小説としては中身がスカスカな気がしないでもないが。ただ、とにかくすいすい読める。作中で主人公が大麻の売人をやるのだが、こんなこと書いて麻薬取締官に目をつけられないのかなと。
先日誰かが大麻ごときで捕まって土下座していたが、正直言って酒と大差ないと個人的には思っている。もう時効だから書いてもいいと思うので書くが、30年前に付き合っていた人妻のジュンコが旦那の大麻を持ち出してうちのアパートに100gぐらいあったことがある。LAのシュンちゃんがマリファナを吸ったセックスは最高とか言うものだから、何度か試してみたのだが酒と同じでどうも僕は酔っ払わない。学生のときにヨウタロウが大麻を吸うと新聞を目の前から取り除いても読めるとか言っていたけれど、自分の場合はいくら吸ってもまったく気持ちよくならないし何も起こらない。あまりにも効かないのでスパスパ吸い続けたところ、突然世の中がストロボを炊いたみたいにコマ送りになって驚いた。その程度。そのころナニで呼んだミドリちゃんが売ってくれと言ったりしたが、結局あれはどうしたのか、しばらくうちの冷蔵庫の中にあったのだがジュンコが持って行ったのだろう。その後ロスでレコーディングしているときにLAに一軒家を持っているオペレーターのシンゴが上物が入ったというので(確かにちょっと湿っている感じでぱさぱさに乾いているものとは違った)ユミさんと3人でやったのだが、他の二人はともかく僕はまったく何も効かなかった。そんなわけなので、個人的にはマリファナなどというものは何の役にも立たないものとしての認識しかない。
試しにツイッターで「野菜 手押し」で検索してみると、いまどきは10gで2万2000円とか、あまりにも高いので驚く。ちなみに野菜は大麻、手押しは手渡しの隠語。前述のように効かない人にはまったく効かないし酒と大差ないわけだから、そんなものを大枚はたいて手が後ろに回る危険を冒してまでやる意味が分からない。520円で煙草一箱買った方がいいじゃん? と思う。
ところで、昨日の話題なのだが高校選手権の得点王でハットトリックに衝撃を受けた尚志高校のストライカー、染野唯月が鹿島入団を決意したというニュース。茨城生まれで鹿島のジュニアユース出身、鹿島の練習にも参加したが浦和の練習にも参加、他にFC東京もオファーして争奪戦になっていたので鹿島に来てくれるかどうか気が気ではなかった。なので、NHKや一般紙でも報道されているのでもう鹿島入りは間違いないと思うのだが、正式発表があるまでは心の底からは信じられない。しかし上田綺世と染野唯月の二人が来ると思うと来期が楽しみで仕方がない。フォワードの層が一気に厚くなる。
一方でメキシコのプーマスが獲得の意思を示していると言われていた柴崎岳はどうやらプーマス入りはないという本日のニュース。正直メキシコはどうかなとは思っていたが、いずれにしてもコンスタントに試合に出られるチームに早いとこ移籍して欲しい。
「逃げ恥」を見終わってしまったので、せっかく無料期間中だからというのでParaviで人気がありそうな「わたし、定時で帰ります。」の第一話を見てみたがあまりにもつまらなくて唖然。起承転結もフックもへったくれもない。脚本も酷いしキャストも魅力がない。一体こんなドラマのどこが面白いのか、自分には皆目分からなかった。
「アレルヤ」を読み終わったのだが今日は木曜日で図書館が休みなので、病院の帰りに久しぶりに本屋に寄って本を買った。フォン・シーラッハの「刑罰」を買おうと思っていたのだがなかった。っていうか、天童の八文字屋、この界隈で一番大きい本屋なのに模様替えして以来海外文学のコーナーがほんの申し訳程度になってしまっている。そんなに売れないのか、海外文学。しょうがないので文庫なら図書館には置いてないのでよく分からないが塩田武士「罪の声」という本を買った。面白いといいのだが。
なんか俺、書いちゃいけないこと書いてる?