久しぶりにfragmentsを更新。一体いつ以来だろうと見たら、なんと今年初めての更新だった。うーむ。
案の定昨夜は睡眠薬1錠では眠れず、2錠飲んでしまった。で、奇跡的に8時過ぎに起きた。なんとか病院には間に合った、と安心してしまって予約の時刻を1時間近く遅刻してしまった。ま、今日は診察だけなのでそれでも問題はない。問題は、病院に着いてから気分が悪くなってしまったことだ。どういうわけかいつも1時間弱で出る血液検査の結果が診察中にも出ず、2度呼び出されたのだが、2度目を待っている間に本当に具合が悪くなってしまった。医者はベッドで寝ていくことを薦めたが、なんか病院のベッドに寝てしまうと本当に具合が悪くなってしまうと思って辞退した。結局、薬が出るまで外のベンチで仰向けになっていた。
ようやく薬が出て、よろよろと駅に向かう。既に1時を回って空腹を覚えたが、相変わらず気分が悪かったのでとにかく電車に乗ってさっさと地元に戻ろうと思った。ようやっと地元の駅に着くと、気のせいかゴムの焼ける匂いがした。例のカフェで昼食を摂ることにした。メニューを見ると、ペペロンチーノがアラビアータに変わっていたが、ずっとアラビアータを食べたいと思っていたので頼んだ。もちろん、口内炎だということを忘れていた。
外のテラス席は風が強く、寒かった。やっぱりゴムの焼ける匂いがした。たぶん、駅前の2箇所で工事をしているせいだと思う。食べ終わると気分は大分マシになったが、とにかく寒かった。なので、コーヒーを全部飲み終わらないうちに席を立ち、スーパーで買い物をして帰った。帰宅して、ソファに寝転がってトム・ロブ・スミス「チャイルド44」を読んでいると、本当に寒かった。なんでこんなに寒いのか、と思うぐらいに寒かった。しょうがないのでタオルケットを掛けて少し寝ることにした。あまり寝た気がしなかったのは自分の置かれているのとまったく同じ状況の夢を見たからだと思う。しかし、気がつくと時計は1時間半進んでいた。酷い気分だった。昼寝をしたらまた具合が悪くなってしまった。買ってきたチョコレートを見境なく食べたせいだろうか。寝て具合が悪くなったのだからさらに寝る気はしない。起き上がって机の前に座り、そういえばと、前から書くつもりだった前述のfragmentsの文章を書き始めた。書いているうちに夜になったので、スーパーから買ってきた鮨を食べた。書き終わってサーバにアップし、読み直すついでに以前書いた文章をぽつぽつと読んでみた。どうも今日はどういうわけか思考ベクトルが後ろ向きで、昔のことばかり考える。そんなことをしてどうなるわけでもないが。その傾向は自分の文章を読むごとに強くなる。困ったものだ。ふと、高円寺の四畳半のアパートで暮らしていた二十歳のころの自分に、今の自分はなんと声をかけるだろうと考えてみた。もちろん、何もなかった。あのころの僕は今よりもずっと幸せだったし、ずっと多くの希望を抱えていたに違いないから。