眩暈、デビュー疑惑

2月29日、土曜日。

何の予定もない土曜日なのに、まさかの7時半に起きた。というのも、制作会社時代の夢を見て目が覚めたら、これは二度寝できないと確信したからだ。まだ台所の暖房のタイマーも入っていない時間だった。で、朝からどうもおかしかった。くしゃみが出るしやたらとハナをかまなければならない。それで、これはとうとう花粉症デビューかも、と思ったのだった。

結局花粉症なのかそれとも鼻風邪なのかはいまだに分からないが、とにかく終日恐ろしく体調が悪かった。メンタル面でも何もやる気が起きなかったところをみると、心因性のダメージもあったと思う。ベッドに寝転がってスマホで本を読んでいたら夕方から眩暈がしてきた。夜になって眩暈がさらに酷くなり気分が悪くなったので、数年ぶりにメリスロンとアデホスコーワを飲んだ。どちらも眩暈の定番の薬。

日中、あまりにも何もできない気がするし何もする気になれないので、これでは本当の廃人になってしまうと思い、一念発起して物凄く久しぶりにシンセの電源を入れて曲を一曲書いた。といっても以前書いたコード進行にメロディをつけただけである。できたのはそこまでで、ドラムを打ち込むどころかDAWソフトを立ち上げる気にもなれなかった。

ふと気づくといまさらだが田舎に戻ってきてもう7年が経つ。人生の10分の1以上を過ごしているのに、実家に戻ってきてから書いた曲は数えるほどしかない。たぶん、抗がん剤治療中の半年間に書いた曲の方が多いだろう。

遂に、というかとうとう仙台でコロナウイルスの感染者が見つかった。クルーズ船の乗客らしい。つい先日も仙台を通って帰ってきたばかりなので、もはや無縁でも他人事でもなくなった。隣にやってきたという感じがする。今日仙台に行ったという彼女は酷く怯えている。彼女の話によると、仙台の駅前は歩く人もおらず車も走っていない異様な光景だったという。それもまた極端な反応だとは思うが、それは言うならいまだに東京では満員電車が走っていてプロ野球の試合もやっているということが突然不思議なことに思えてくる。

ハナをかみ過ぎて鼻の下が痛い。今日はあらゆる意味でギブアップ。早く寝てしまいたいのは山々だが、明日の日曜日も早起きしてしまうとなるとそれも考え物なところが悩ましい。

そういえばJリーグもやっていない土日はヒマ過ぎるので、ビットコインの口座を申し込んでしまった……。

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