血の収穫

今日もとにかく体調が悪い。何をやっても続ける体力がないし、ふとしたはずみで、例えばちょっとギターを弾いたりしただけで気持ちが悪くなってしまう。お陰で、夜までに少なくとも2回は気絶した。昨夜は日記を書いたあと、今作っている曲のドラムキットを試しに差し替えたりしているうちに真夜中過ぎにも関わらず何故か元気になり、3時ごろまでリミックスをしていたのだが、一夜明けるとその元気はどこやらに行ってしまっていた。朝は何時か分からないがアマゾンからスピーカーが届いて1度起こされたものの、やっぱり2度寝をしてしまい結局起きたのはこのところお馴染みの11時半、一体どうやったらこのサイクルから抜け出せるのだろうか。今日は気温こそ高かったものの、湿度はそれほどでもなく、蒸し暑くはなかった。昼は駅まで歩いてひれかつサンドを買いに行ったり、ギターを弾き直したり、夕方以降に比べるとまだ活動的だったが、それも日が暮れると途端に体力が尽きて、夜は長電話をした以外は何をやっても長続きしなかった。昨日と同じく、弾き直せば弾き直すほどギターが下手になっていく。途中20年以上弾かなかったとはいえ、中学のころからギターを弾いているのに、体調が悪いと上手く弾けないということにいまさらながら気づく。で、ダシール・ハメット「血の収穫」再読了。昨日も書いたし僕の日記を前から読んでいる人にはまたかよと言われそうだが、何回読んでもそれなりに収穫がある。奥付を見ると発行が1970年、僕が11歳のときだがさすがに小学生のときに買ったとは思えないので、恐らく中学生のときに買ったものだろう。再読するきっかけは、久しぶりに大藪春彦「野獣死すべし」を読みたいと思ったこと。ところが書店に行っても見つからず、ウィキペディアで大藪の記事を読んでいるとハメットに傾倒していたという記述があって、また読みたくなったのだった。それにしてもあとがきを読むとこの小説、ピンカートン探偵社の探偵であったときの実話そのまんまだとハメットが述懐しているとのことだが、それが本当ならハメットはとんでもない経験を積んでいるということになる。

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