大雪と機関銃

12月26日、日曜日。

今朝の最低気温はマイナス7度。そのせいで布団がずり落ちているわけでもないのに朝方寒くて何度も目が覚めた。寒くてどうにもならないので最終的にはストーブの暖房を入れてようやくそれから1時間ぐらい寝れた。

起きると外は銀世界。朝食後に雪かき。今朝は除雪車が入っていたが、新雪で湿った雪ではなかったので小型の電動除雪機でなんとかなった。しかしこんなのは序の口だった……。

昨日のミックスがどうにも気に入らないのでドラムをパラアウトすることをようやく決心し、午前中から解説動画を見てやってみるとパラアウト自体はそれほど難しくはなかった。ただやたらとトラックが増えるだけで。キックやスネアやハットをそれぞれ個別に処理できるから結局はこっちの方がミックス自体は楽。そんなわけでずっと悩まされていたハイハットだけでかい問題はようやく解決を見た。

16時に予約だった精神科だが事前に電話して訊ねると案の定17時に来てくれ、それでも待つかもと言われる。4番目を書いてあったのでこれは想定内。ともあれ17時に精神科に赴くと、思ったほど待合室で待っている人は多くなかった。びっくりしたのは診察を終えて処方薬局で薬をもらうために外に出たときで、いつの間にか大雪になっていた。駐車場に停めた車にも雪が積もっていた。この調子では明日の朝の雪かきはまず間違いなく大変だろう。問題はそれで済むかどうかで、予報どおり明日以降も降り続くとなると、昨年のようなドカ雪になってしまう。だが山形の片田舎に住んでいるとこういうことは免れようがない。

オンライン・バンド、ベース(現在の本業はキーボード・アレンジャー)のヨウタロウがどうせだったら昔の曲じゃなくて新曲をやろうというので久しぶりに書き始めたインストゥルメンタルの曲だが、夜になってワンコーラスできるとなんとなくベーシックな構成とアレンジも湧いて譜面には書き起こしたのだが、どうせだったら人に渡せるようなコード譜ぐらいは作れるようになりたいと譜面作成ソフトDorico(無料版)を立ち上げてやってみたのだが、これが全然分からないというか直感的にできない。2時間以上かかってようやく5小節。だがいまだにコードをおたまじゃくしできちんと書く方法は分からないし挙句の果ては区切りの二重線の入れ方すら分からない。それでヨウタロウに訊いてみるかと電話してみたのだった。

元々ヨウタロウはWindowsではなくMacを使っているのでDoricoを使っていないことは分かっていたのでダメ元だった。で、案の定そうだったのだが何しろ趣味が説明というこの男、説明し始めると止まらない。とにかくひとつ訊ねると機関銃のように喋りまくる。途中でああこいつはそうだったなあと思い出したがもう遅く、bpm=240ぐらいのヘビメタみたいなテンポで喋り始めると止まらないのだった。で、最終的にはDoricoの無料版だと機能制限があるだろうからCubaseのスコアエディターを使った方がいいはず、という話になったのだが話の流れでMuse Scoreという譜面作成ソフトを教えてもらった。調べるとこれは有料版がなく無料版だけで機能制限がない。こっちの方がよさそう、ということになった。

しかしまあ、これだけを聞くのに小一時間電話で話して、一体どれだけの単語が耳に飛び込んできたのだろうか。一を聞いて十を知る、ではなくて一を尋ねたら十喋る男。いや、一を尋ねたら三十ぐらいは喋る。

しょうがないので今夜からエアコンの暖房を入れて寝ることにする。それしか思いつかないので。

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