12月28日、火曜日。

今日は朝町内会のごみ当番だったのでアラームを8時半にセットしていた。ところが、例の生徒から7時台にLINEが入ってその音で目が覚めてしまった。音楽業界の時間が世間から半日ずれているのは例外としても、普通に考えても朝8時前にLINEをするというのは常識的ではないと思うのだが。

ともあれ朝食後にまず雪かきをしないと外にも出れない。そんなわけで今日も雪かき疲れ。とうとう腰に来てしまった。とはいうものの、玄関前を雪かきしないと外に出れないし、車庫前を雪かきしないと車を出せない。午後、車庫前の雪かきをしたが除雪車が大量の雪塊を置いていったので小型の電動除雪機ではすぐに詰まってしまい太刀打ちできず、結局スノーダンプを使って自力で。これでもうかなりへとへとになり、なんだかんだ日中二度昼寝してしまった。

例のPlugin Allianceの追い打ちのセール、20ドルオフのクーポンが使えるのは午後5時を回ってからだった。事前にバスコンプを買うと決めていたのだが、当初はbx_townhouse Buss CompressorというSSLの連中が手作りで作ったコンプのイミュレーションを買おうと思っていた。ところがまだ時間があったので調べていると、同じバスコンプ(ステレオにまとまったトラックにかけるコンプレッサー)でVertigo のVSC-2という以前から気になっていたコンプレッサーとどっちがいいのか分からなくなり、夕方になってひとまず両方をトライアルでインストールして比べてみた。

昨日アップしたMain StreetにはWavesのSSL G-Master Buss Compressorを使ってある。はっきりいってこのコンプを通すとハイファイとは逆に音が悪くなるのだが、グルー効果といって楽器同士をのりのように繋ぐ効果がバスコンプにはあるので、そっちの方がバンドっぽい音になるかと思ってそうしたのだった。で、同じMain Streetのステレオアウトに代わりにbx_townhouse Buss CompressorとVertigo VSC-2を代わる代わる挿して比べてみた。まずtownhouseの方を試してみて、挿した途端に音がよくなったのでびっくり。やっぱりこれかなあと思ったのだが、次にVertigo VSC-2を挿してみるとこれがさらにいい音になる。なんていうか音像に奥行きというか立体感が出る。何度も聴き比べたのだが結局ディテイルを追い込めるのはVSC-2の方なのでこっちを買うことにした。とにかく素晴らしい音になる。

で、そこからさらに迷ったのはVSC-2を単体で買うか、それともついでだからVSCの入ったバンドルを買うかということ。後者のバンドルにはEQが2つとリミッターとメーターがついてくる。それでもクーポンを使うと5000円台。単体との差額は2000円ぐらいだが、果たしてバンドルについてくるEQやリミッターにどれほど使いみちがあるのかというのを延々と調べる。すると、bx_panEQというEQがステレオミックスした後でも帯域をピンポイントで選んで調整でき、かつそこだけパンもいじれるという実に特殊なものであることが判明、そういえば土日にミックスしていたときにハイハットのオープンの被りに随分と悩まされたのでそういうところに手を付けられるということで、結局バンドルで買った。つまりなんだ、今日だけでプラグインを5個も買ったことになる。

もうひとつのEQは同じようなものを持っているので必要はないかなと思ったが、気になったのはリミッターで、前回使ったWavesのL2(これがなかなかよかった)と比べてどうかというところだが、実際に比較してみるとほぼ遜色はなかった。またいらんものまで買ってしまった感はなきにしも非ずだけれども、それをひっくるめてもVertigo VSC-2の出音が想定外によかった。

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