半月

9月5日、月曜日。

アラームで9時5分起床。午前中に母と窓越し面会。この窓越し面会をするたびに母が痩せて小さくなったように最初は見えてしまうのだが、今日はよく見ると前回と変わらず、むしろ顔色はいいように見えた。母はお前と面会するために生きているようなものだと言う。

帰宅後昼寝少々。午後業務。庭仕事少々。夕方からいたたまれなくなってどこかに行きたくなる。ドライブ病、あるいは一種の放浪癖のようなものかもしれない。とにかくここではないどこかに行きたくなってしまう。

そんなわけでコンビニで夕食用のカツサンドを買ってから尾花沢方面へと向かう。峠を越えるか迷うが、麓のチェーン脱着所で先ほどのカツサンドを食べる。日はとっぷりと暮れ、中空には半月。正直、一体自分は何をやっているんだろうとは思う。ただのガソリンの無駄遣いでしかないような気がする。

ともあれ、どこかしらには行ったということで帰路に就く。こういう衝動はどうしたものかと思うが、要は旅をしたいんだと思う。もしくは旅っぽいこと。結局のところ、ただ腰が落ち着かないというただそれだけのことなのかもしれないが。

どこか目的地を決めて遠出したい。とりあえず今の車に一回ガソリンを満タンにして往復できるぐらいの距離を。だが目的地とはいうものの肝心の目的がない。旅というのは目的が必要なのだろうか。そういう意味では旅慣れないのでその辺が分からない。恐らく今の自分はなんかしらを見失っている状態なんだと思う。

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