Curiosity kills the cat、悪手

10月13日、木曜日。

8時56分起床。

午前中母と窓越し面会。LINE面会のときはそれほど痩せて見えなかった母が、窓越しに実際に見るとどれぐらい痩せて見えるのかと事前に思っていたが、最初の窓越し面会のときほどの衝撃はなかった。それぐらい最初の窓越し面会のときはびっくりするほど母は痩せていた。そこから変わったのか変わっていないのか、もしかしたら自分がある程度慣れてしまったのかも。

日中業務も、今日はスタンスが難しかった。夜にCPIがありそれで大きく動くのは明らかなので、最善手としてはそれまで手を出さないこと、というのは分かっていた。がしかし、やはり何もやらないのはなーとか思ってポジションを持っていきなり損切りスタート。その後もストップが浅すぎて引っかかり、このマイナスを取り戻すのが大変だった。夕方までかけてマイナス何百円ぐらいまで戻したのだけれど、夕食後にチャートを見るとユーロドルが大きく跳ねていたので、ついまた手を出してしまった。これが間違いで、基本スキャルピングで逆行したら損切りという具合にやっていたら見事に損切り貧乏になってしまった。

で、肝心の21時半の米経済指標(CPI)が強かったのですかさずユーロを売ったところ、見事に1分で本日の収支がほんのちょっとだけどプラスに。これは正直助かった。

それはともかく、今日のニュースとして噴飯ものだったのは紙の保険証を廃止してマイナンバーカードに一本化するという政府の発表。たまたま昨日もツイッターのタイムラインにそんなことが出ていたので、町役場に母親のマイナンバーカードを作るにはどうしたらいいかと訊ねたところ、うちの母親のように高齢で施設に住民票を移している場合は、まず本人の意志確認(委任状)が必要、次に施設の証明書が必要ということだった。これは現時点での条件らしいが、実際問題として要介護4以上の高齢者の大半は意志表示は困難だろう。要介護5であれば寝た切りなのでまず無理。とすると、そういう人たちはマイナンバーカードを作れないことになり、保険診療を受けられないことになってしまう。保険税を払っている人は保険診療を受けられるようにすると政府は述べているが、どうにも根本のところで矛盾している。紙の保険証を廃止する意味が分からない。というかまったく意味がない。日本人全員がスマホを持っているわけじゃないということすら政府は分かっていないようだし。ともあれ、今回の案は自公政府の出したものでは最悪の悪手なのではないかと。

直近の調査では現政権の支持率は30%を割ったらしいし、やることなすことでたらめ、普通だったらとうに野党政権になっていておかしくないのだが、情けないことに今の野党は一本化すらできておらずバラバラ、もしこれで自公の票が維新とかに流れたらそれこそ最悪である。

おっと熱くなって忘れるところだった。例の台所の暖房の件だが、どういうわけか今日になって一発でスイッチが入るようになった。あれほど何度も押さないと反応しなかったのに。というわけで電気屋の親父は呼ばなかった。このまま普通にスイッチが入る状態が続けば、13万円が浮くと思えなくもないが……。

今日いつものところに珈琲の生豆を注文したのだが、値上げの話になり(先日キロあたり200円ぐらい値上げしていた)この先も値上げせざるを得ないということだった。それよりも今の円安が続くようであれば日本にいい豆が入らなくなる恐れがあるとのこと。いやはや、本当に日本はただの新興国になりつつある。そもそもなんでもかんでも閣議決定で決められるとすればそれはまさしく独裁であって、北朝鮮やミャンマー、ベラルーシと実質変わらないことになる。まさに亡国の危機。

マイケル・ロボサム「天使の傷」読了。

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