妄想

8月23日、水曜日。

10時12分起床。

気がつくと隣の工事が足場を組み立てていて、それが3階分ぐらいに見える。2階だといいが。いずれにしても、書斎の窓から見える風景は変わってしまった。

日中、外は36度(スマホによる)、台所は35度。確かに地球の温暖化は進んでいるのかもしれないが、夏っていうのはこういうものなのかもしれない。

江川達也「東京大学物語」読了。合間に業務。途中、話が完全に破綻してるな、とか思ったが、最終話を読んで唖然。まあ確かに、漫画というもの自体が妄想なのかも。考えてみれば人生というのも似たようなものだし。

正直、僕らの記憶はどこまで正しいのだろうか? 何故覚えていることと覚えていないことがあるのか? そこには特段のプライオリティはないように思える。どうでもいいことを覚えていて、酷く重要なことを覚えていなかったりする。もちろん、忘れるということの重要性もあるのだけれど。

例えば、30年前に戻れるとしてみる。しかし記憶もまた30年前に戻るとなると、実質戻ったことにはならない。戻るということは現在の記憶を保持したままでなければ戻ったことにはならない。その意味では、僕らは決して戻ることはできない。

僕らは何故悔いるのだろうか? 何故やり直したいと思うのだろうか? それは常に今現在ジャストナウの感情に過ぎない。僕らは常に、今、何かを思うのだ。

もう一度、蚊帳にとまる蛍を見てみたいなあ……。

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