夜の散歩

8月28日、月曜日。

11時29分起床。また音が鳴る夢を見た。実に珍しいことだ。どういう夢かは忘れてしまったが、毎日見る夢の中の音はほとんどが漫画の中に書かれた擬音のようなものなので、いわゆる音程がある音として認識できることはほとんどない。何故最近になって夢の中で音が鳴るようになったのか、思い当たる節はまったくない。

別に毎日書かなくてもいいんだ、と考えると多少気が楽になる。また、別に面白いことを書く必要がないということも。日々鬱屈して途方に暮れていることがほとんどなので、そもそも面白いことが書けるわけがない。最近多いのは何をしたらいいのか分からなくなるということだ。別に認知症的に分からなくなるとかそういうことではなくて、要はモチベーションがなさ過ぎてすることが見つからないということである。今日も夕方早々に業務でチビって利食いしてしまったので、その後することがなくなって途方に暮れた。

で、結局は早めに夕飯を食べることにして、隣町の龍上海の冷やし中華を食べた。

夜、久しぶりに裏の通りを歩いて町内会を一回りする格好で散歩をした。いくらなんでも体力が落ち過ぎているので、いつもなら煙草屋のベンチまで歩いて一服して帰るだけのところを、もうちょっと歩いてみたのだった。空には中途半端な月があった。それにしてもこの町は静かだ。たまに通る車の音以外は虫の声ばかりが聞こえる。印象としては町の半分は眠りに就いている。そんなに早く寝てどうするんだろうと思うが、考えてみれば自分もすることが思いつかなくて歩いている。習慣というのは厄介なもので、いまだに早く寝ることに対して罪悪感がある。ちょっと損するような気もしないではない。今日のように昼近くに起きたときはなおさらだ。

厄介といえば今日スタンドでガソリンをちょっとだけ入れたら、それからエンジンの警告灯が点くようになってしまった。以前も一度、買ったばかりのときになったことがあり、修理屋の話によると確かコンピューターの読み込みのエラーだったような。恐らく致命的なエラーではないので走る分には問題ないはずだが、やはり警告灯が点いているのは気持ち悪い。明日も点くようならディーラーに見てもらわないと。

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