待つ

１０時起床。起きた時点では案じていたほど体調は悪くなかったが、念のためドグマチールを飲む。胃潰瘍ではないのだろうか。昼から４時間半ほど業務、しかしその辺が限度、また気分が悪くなる。しかし今日は６時に歯医者に行かなければならない。２回キャンセルしているので、今日は這ってでも行くつもり。ゆうちょ銀行の用件を済ませるがたかだか１５分か２０分待たされただけで精神的に不安定になり、強い不安感を覚えたりする。一時期のように待つことが出来なくなっている。郵便局を出た辺りで、ああやっぱり僕は（精神の）病気なんだな、と改めて思った。案の定歯医者の待合室で永遠とも思われる時間待っている間にもさらに気分は悪くなる。診察室に入ってからも、数世紀の時が流れた。ようやく治療を終え、ドグマチールを飲んでいるわりには腹が空かなかったが、駅前のラーメン屋で昼夜兼用の食事をして帰宅するともう８時、食べたせいか体調の方は幾分マシになったものの、精神的なダメさ加減はどうしようもない。思うに、ひと言で言えば悲観的になっているというだけなのかも知れないが、今の僕は自己否定の固まりのようになっている。あらゆるものがまずダメ（つまり自分が、という意味だ）というところからスタートしてしまう。よってこの２・３日、音楽をロクに聴くことすら出来ない。かろうじて聴けるのはピアノのビル・エヴァンスぐらい。このネガティブなサイクルは、先のことを考えるようになってから始まったような気がする。これまでも折々に書いたけれど、元々の性格からして、僕は物事を考え過ぎるきらいがある。それが今はネガティブな方向に極端に考え過ぎているのだと思う。こういうことは感覚的な部分でもあるので、論理的に考えて修正しようと思ってもなかなか修復出来ないから困ったものである。

で、夜はメールが届いていたので思い切って僕の日記の長年の読者であるruseyarnさんに電話をしてみた。近頃は電話ひとつするのにも結構な勇気がいる。気がつくと初めて電話したのに、２時間ぐらい長話をしてしまった。久しぶりに敬語で長い会話をした。忘れていたのだが明日から世の中は３連休ということに気がつき、また頭の痛いところだ。音楽ぐらい聴けるようになりたいのだが。潰瘍だと悪いので今しばらくは念のために朝昼晩ドグマチールを飲むことにする。安部公房の短編とかを再読していたのだが、今の精神状態では鬱屈しまって無理、よって今日から読み始めたのはカポーティの「ティファニーで朝食を」。