死闘

9月16日、土曜日。

10時44分起床。またユーミンの仕事の夢を見た。何故かは知らないが、松任谷さんが夢に登場する回数がいまだに一番多い。あのころが自分の頂点だったせいなのか。だとすると、その後の自分の仕事は一体なんだったんだろう? 最後に勤めた会社で、元マニュピレーターでアーティストでもある部下から、「高山さんのプロデュースする着メロは世界一です」と真顔で言われた。アメリカで携帯のNo.1キャリアであるベライゾンとも打ち合わせをした。そのころの夢はちっとも見ない。

ドラマ「下町ロケット」の2018年版を最終回まで見て、実質の最終話である特別編まで見た。やっぱり面白かった。同じ原作者、同じスタッフの「半沢直樹」と比べると阿部寛演じる主人公はキャラクター的に少々弱い。話の展開もベタだ。だが、一難去ってまた一難というのはやはり王道の展開、困難が大きければ大きいほどそれをクリアしたときが痛快であるのはセオリー通りである。まあ、池井戸潤の書く話は毎度泣かせるポイントが同じではあるのだが……。

鹿島 1-0 C大阪。鹿島にとっては大きな一勝。鈴木優磨のゴールのすぐ後にピトゥカがレッドカードで退場になり、数的不利になったが、今日の鈴木優磨とGKの早川は神がかっていた。特に鈴木優磨は、感情的になってしまう部分は置いておいて、テクニック、スキルという意味では別格だった。相手にはあの香川真司がいたにもかかわらず。とにかくびっくりするほど上手かった。改めて、鈴木優磨がいるチームといないチームの違いというものを痛感。とにもかくにも、大半の時間を10人で戦い、後半はほぼ守りっぱなしの死闘だった。こういう試合を1-0で勝つことが鹿島らしさであることは間違いない。

ヤマザキにWOWOWの坂本龍一の特番のファイルを送ってもらったので夜見たが、改めて見ると坂本龍一の曲自体はそれほど難しいことをやっていない。原点がクラシックにあるのでむしろオーソドックスと言ってもいい。途中から、なんだか昭和初期の作曲家のドキュメンタリーを見ているようだった。とはいうものの、そこまで難しいコードとかは使っていないのだが、坂本の発想は実に斬新である。要するにこの音からこの音に繋げるというところが絶妙だ。要は音に対してことのほか敏感なのだということが分かる。

そこでふと、かつて自分が歌っていたころの曲を久しぶりに聴いてみた。すると、今だったらもっといい音にできるのに、と真っ先に思ったが、意外と曲の作り自体は悪くなかった。またやろうとは思わないが……。

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