悪夢たち

9月3日、火曜日。

9時52分起床。マンションで誰か女性と一緒に住んでいる夢を見て、目が覚めたとき、ほんの数秒だが今実家に一人で住んでいるということを思い出すのに時間がかかった。一緒に住んでいるのが誰だったかは思い出せない。

今日も母はほとんど喋らない。昨日のレントゲンが気になって看護師に訊ねたところ、肺に水が溜まっているからとのことで、レントゲンで分からなかったから今日CTも撮ったという。で、帰り際に呼び止められて担当医師から説明を受けた。入院時(3月)と今日のCTの写真を見比べて、元々入院時に間質性肺炎があったという。それがどういうものかはよく分からなかったが、数日前に熱を出してから肺炎になったようだということ。そういえば母は今日何度かむせていた。CTの写真で3月よりも心臓が大きくなっていて、それは心臓が弱っているのだという。そういったことで抗生剤を点滴しているということだが、結局のところ端的に言うと母はもう長くないということである……。

洗濯物を持ち帰って、夕方コインランドリーで洗濯しながら弟に電話できるタイミングを見計らう。で、18時を回ったころに電話して今日の話を伝えた。

いずれにしても、もう「その後」を考えなければならない。

コインランドリーの前の駐車場の車内で、長浦京の「アンダードッグス」の再読を完了。夜は「MIU 404」の最終話まで見た。

ショックだったのは、昨日特大の損切りをしたポジションは今日まで持っていればプラスに転じていたということ。物凄く高い授業料を払ってしまった。

今日も夜は涼しくすっかり秋の気配だ。何かをしても、しなくても日々は過ぎていく。そうやって母だけではなく俺の人生もいつか終わる。

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