喫煙席

1時前就寝、9時起床。どうも不思議なことなのだが、パニック障害が復活したっぽいにも関わらず、年末からこの方、最近はずっと寝付きがいいのだった。で、寝過ぎる傾向にある。何故か8時間以上寝てしまう。帰省中はほとんど何もやっていない日々を過ごしていたにも関わらず、すっかり寝過ぎる癖がついてしまった。困ったものだ。

ところで書くのを忘れていたけれど、先月の22日の朝から始めた禁煙は21日目の今日に至るまで、奇跡的にまだ続いている。実のところ、今日は昼食を摂るために入った喫茶店、電車の待ち時間を潰すために入ったドトール、夕飯を食べるために入ったサイゼリヤ、すべての店でこれまでの習慣で喫煙席に座った。ダウンジャケットのポケットには封を切っていないラークマイルドが1箱入っている。にも関わらず今日も吸わなかった。少なくともこれを書いている今の時点まで。1本吸ったならどれだけ気が楽になるだろうという妄想はいまだに続いている。だがそれと同時に、1本吸ってしまったらまた振り出しに戻ってしまうという強い懸念があり、それがなんとか僕を押し留めている。実際、ここまで禁煙を続けてきたのにまた最初からやり直すなんて考えただけで気が滅入るしめんどくさい。もはや、吸わない方が楽なのだ。

ウィキペディアにも禁煙すると2kgだか3kgだか体重が増えると書いてあったけれど、よく言われるように煙草を止めるとメシが美味くなって食べ過ぎる、というわけではない。単にストレスを感じるたびに煙草を吸う代わりに何か食べたくなってしまうだけだ。なので、やたらと間食をするようになった。体重計には乗っていないけれど、2kgぐらいは増えていてもおかしくない。口がさびしいから食べる、というわけでもない。とにかく原因はストレスなのだ。

昼過ぎに以前住んでいた隣の武蔵浦和に行って、区役所に寄って高額医療の申請を済ませると、駅前の眼鏡屋に行って運転用の眼鏡を作った。今年免許の書き換えなのである。視力検査をすると案の定、特に左目の視力が落ちていた。ドトールでカプチーノを飲んで時間を調節し、ひとつ隣の中浦和に電車で移動してメンタルクリニックに。この医者に通うのも今日が最後だ。紹介状を書いてくれるように事前に電話で頼んである。このヤブ医者のお陰で僕は人生の大層な部分を薬漬けになって無駄にした。それが今の悲惨な境涯に直結している。だがいまさらこの医者を恨む気はない。一番の原因は自分の思い込みだから。処方薬局の薬剤師のおばさんとも今日が最後だ。こちらはなんか名残り惜しいものがあり、長い間お世話になりましたと深々とお辞儀をして別れた。思えば、彼らは僕のもっとも悲惨な時期をずっと見守ってきた人たちなのだ。駅に向かう道すがら、多少のセンチメンタリズムを覚える。だがそれも束の間だ。

夜、田舎の母親が心配になり電話をしてみる。午前中にも一度電話しているのだが。電話に出た母親の声は心なしか弱弱しく、実に頼りない。話を聞いていると、母はもう車を運転しないつもりなのかも知れない。話しているうちに諸々の不安が頭に押し寄せてきて、なかなか電話を切れない。電話を切った後も不安を拭い去ることは出来ず、YouTubeで音楽を聴いても、例えそれがゴキゲンな演奏であっても何故か不安感が増してしまう。しょうがないので9時過ぎに安定剤のソラナックスを2錠飲む。そういえば、今日から安定剤を同じベンゾジアゼピン系でも半減期が長く離脱調整にも使えるセルシン(ジアゼパム)に換えてもらったのだった。こっちを飲んだ方がよかったか。

今日はCDとDVDを大量に捨てたし、一見ヒマを持て余しそうでいて、なんだかんだやった一日だった。このペースで食器やオーディオなどを捨てまくると、結局引っ越しの荷物は実に少ない量になりそうだ。

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