最後の晩餐

今朝も昨日と同じ、目が覚めてきて夢から現実に戻るときがたまらなく嫌だ。さしたるいい夢でもなかったのだが。希死念慮とまではいかないが、あまりにも現実逃避願望が強くて、このまま永遠に寝ていたい、などと思う。朝、Hから電話、夕飯をおごってくれるという。

今日は特に予定がなく、午前中はなんとなくネットをして過ごし、昼は本を整理して不要なものを資源ゴミとして出し、午後は高校サッカーの準決勝を見て過ごす。

6時に隣の武蔵浦和のドトールでHと待ち合わせた。一番居心地がいいと思われるイタリアンレストランを目指したが満席、考えてみると今日は3連休の初日なのだった。結局もう1軒のイタリアンカフェで夕飯。久しぶりにまともなイタリアンを食べる。話はどうしても今の僕の心配事とこの先の不安の話になってしまい、辛気臭い話ばかりしてHには申し訳ないことをした。実際、今の僕にはなかなかいい材料というものが見つからないのだった。駅での別れ際、Hはお守りとお見舞い、餞別までくれたので僕は非常に恐縮してしまったが、もう2度と会えないかも知れないじゃん、と言われるとそうだなと思う。実際のところ、もうほとんどの人と僕は恐らく2度と会えないのだった。僕はもうすぐ、いろんなこと、いろんなものに決別をしなければならないのだ。階段を昇るHの横顔を見たが、僕は立ち止まって見送ることはしなかった。なんというか、センチメンタリズムに埋没してはいけないような気がした。

安定剤のセルシン、夕方に5mg、夜にまた5mgを飲んだが、やっぱりソラナックスより弱い気がする。ちっとも効いている感じがない。かといってネットで調べると上限が15mgと書いてあるのでこれ以上飲む気がしない。医者はソラナックスより強いと言っていたのだが。

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