蓄積疲労

とんでもなく疲れている。ちょっと尋常じゃない。どこか悪いんじゃないかと思うぐらい。

夜、夕食後にBSで先日の本田が先発したミラン×ベローナの試合を見ていたのだが、前半終了時に物凄く眠くなりどうしようもなく、昨夜に引き続きソファで気絶、目が覚めると11時を回っていて都合3時間以上寝たのだがそれでも疲れが取れない。一体どうしたことだろう。特別変わったことをしたわけではない。いつも通り、業務→母の病院という流れ。これをほぼ休みなく毎日続けていることが疲労を蓄積させているとも考えられるが、それにしても……。

ひとつ考えられるのは単純に体力の低下だ。実家に戻ってから車でばかり動いていて、とにかく歩いていない。一昨年の悪性リンパ腫闘病によって低下した体力がいまだに回復していない。長い冬に入ると特に運動量は落ちる。といって、それを補うトレーニングも特に行っていない。散歩すらしていない。寒くて。さっきまで3時間以上も寝たというのに、こうやっていても両腕に澱のような疲労が。実際、僕は毎日ほぼ一日中座って過ごしている。ただ座って体力がつくわけがない。

恐らく、いろいろな要素が絡み合っているのだろう。そういった蓄積と共に、今日は疲れる要因はあった。例えば、昨日泥沼と書いたけれど今日で業務は4連敗。だが、それはさして特に珍しいことではなく、そんなことでめげているようではとてもやってられない。それほど酷い内容ではなく、ある程度納得のいくものでもあった。時間も4時間弱で無理をした訳でもない。だが、結果がついて来ないとずっとコンプレックスになっている仕事していない感と徒労感は半端ない。

業務後母の病院に着くと、既にどっと疲れていて最初の1時間は母が寝ていたこともあり、僕もベッド脇でうとうとした。それから母が目が覚めたのでデイルームに連れて行くと、今日の母は一見落ち着いているようで、悪いことを口にする傾向があった。急に、僕の記事が載った新聞を見せろとか言いだす。僕が今日の新聞には載っていないし、僕自身もまだ読んでいないのだと言うと、日本中から陰口を叩かれていると言う。なんか去年、統合失調症を発病して悪くなっていったころを思い出す。それから僕は母に説教された。内職でもした方がいいとか。ただでさえ疲れているのに僕はさらにどっと疲れた。そういうちょっとした痛い発言というのはボディブローのようにじわじわと僕を疲弊させる。

とにかく疲れて、病院の帰りにドトールに寄った。

doutor2

カフェ・ラ・テを飲みながら煙草を2本吸った。なんでこんなに疲れているのだろうと思い、何か帰ってからすることを考えようとしたが、いつものように上手く頭が回らなかった。店内で、ここで紹介したElizabeth Shepherdの曲がかかってちょっとびっくりした。誰が選曲しているのだろう。そういえばまだ武蔵浦和に住んでいたころ、ドトールでよくジノ・ヴァネリがかかっていた。意外と侮れないドトールの選曲センス。

帰宅後、夕食は先日スーパーで57円で買ったハウスのカリー屋(漢字なのだが変換出来ない)カレー大辛というレトルトのカレーを食した。美味かったら大量に買い溜めしようと思ったがいまひとつ。大辛というわりにはそれほど辛くなかったし。このあいだ、YouTubeで有吉が超激辛のカレーを食べる動画を見て、辛いカレーが食べたかったのだ。

と、ここで煙草を吸ったら眩暈が。夜、短い間隔で煙草を吸うと眩暈がする。何故だろう。やたらと吸いたくなるのに、実際に吸ってみると案外とおいしくない。

ところで、イタリアメディアからは最低点をつけられるなど酷評を受けたベローナ戦の本田だが、少なくとも前半を見る限り悪くなかった。テンポのよいパス回しに貢献していたし、それなりに決定機になりそうなパスも出した。しかし、全力でプレーしている感じを受けない。代表でいいときのような強引さもない。元々スピードがある方ではないが、それにしても全力でダッシュする場面がほとんどない。こうなると、ゴールでも決めない限りイタリアでは評価されないかなと。本人が50%以下と言っているように、まだトップフォームにないのだろう。セードルフが監督になって4-2-3-1の布陣になって、以前の試合よりもミランの内容はよくなっているので、本田の出番が減る心配はないと思う。本来、ここぞというときにしっかりと決めるタイプなので、それが出来てくれば問題ないだろう。

それにしてもなんでこんなに疲れてるんだろうな。地獄のように疲れている。地獄のように、というのは僕が学生時代にレミと付き合っていたころ、青短(青山女子短期大学)で流行っていた表現だ。一般化はしなかったが。来月悪性リンパ腫の予後検査でCTを撮るけれど、なんか心配になってくる。

僕のように疲れているあなたにはこの曲を。


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