喫水線

朝、四度寝ぐらいしてようやっと9時まで寝たのだが、寝るたびに夢の続きを見るのでどうも実質6時間半目一杯寝た感じがしない。どうして何度寝ても夢の続きを見るのだろうか。いい夢ならいいんだけれど、あまりよろしくない夢の場合は困る。なかなかノンストップで6時間以上眠れない。

今日は午前中から相場のポジションを取る。昼過ぎにまあまあいい感じにドテン(売り買い反転)してそのまま放置。ついさっき決済したところ。昨日大負けした分を取り戻す。相変わらず集中力は続かない。

「ケイゾク」、一気に最後まで見てそのまま映画版まで見る。映画版だけ数年前にテレビで見たことがあったのだが、そのときはさっぱり訳が分からず、こうしてドラマから続けて見てようやく分かるという。なんていうか、推理モノと考えるとダメで要はコメディと思って見ればそこそこ楽しめるドラマだった。

日中は暑かった。「ケイゾク」の合間に散歩がてら銀行まで歩いて行ってみる。片道10分もかからず、思ったよりも近かった。夕食後は例によって母のところに。母は相変わらず不安定で、それがどうしても伝染してしまう。ここのところパニック障害が再発しそうなぎりぎりのところをうろうろしていたのだが、11時過ぎに風呂に入っている間に一線を越えてしまいパニックの発作を起こす。そっちに行っちゃダメだと分かっていて行ってしまい、喫水線を越えてしまった。パニック自体はすぐに治まったのだが、どうにも不安でまたHに電話してしまう。人に頼らなければならないようではダメだなとは思うものの。どうしたらもう少し刹那的になるというか現実の枠の中に自分を収めることが出来るのだろうか。ときどき枠をはみ出しそうになる。危ういところを常にゆらゆらと心が揺れて。こういうときは安定剤飲んでもいいと思うのだが、まだ我慢して考え中。

と思ったが今レキソタン1mg飲んだ。夜は涼しい。それにしても、「ケイゾク」みたいな軽妙なコメディ見ても不安になって発作起こすというのは、よほど今の精神状態が脆弱ということなのだろう。困ったものだ。だが人はそう簡単に強くなれない。

ビル・エヴァンスの「愚かなり我が心」を聞いて煙草を一服し、安定剤が効くのを待つ。こうして静かに夜は更けていく。


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