相変わらず精神状態が酷い。夜安定剤を1錠飲んで、Hと長電話。するとコミュニケーション能力というよりも日本語力が極端に落ちていることに気づく。ボキャブラリーが少なく、同じことをいつの間にか繰り返し口にしている。例えば「ちょっと」とか「結局」とか、そういうもの。途中で気がついても修正が出来ない。ただ一応気づいてはいるので極度の口下手状態になってしまい、自分でも何を喋っているのかよく分からなくなる。もしかしたら多少なりとも安定剤が効いて頭がぼんやりしたのかもしれないが。そもそも電話したはいいものの、何を話したらいいのかまったく頭が整理出来ていないということもある。論理的に話そうとしても論旨がどんどん曖昧になっていって意味不明になる。簡単に言うとどんどん歯切れが悪くなる。
もうかれこれ1ヶ月以上、頭に恐怖心の棘が刺さって抜けない。今の僕の精神状態は悪い方に常にバイアスがかかっていて、極度に悪い方向に思考回路が傾きやすくなっている。こういう不安定な状態を一般的な意味で悲観的と言っていいものかどうか分からないが、思考のベクトルが楽天的とは対極にあるのは確かだ。そういう状態なので、母のところに行って話をすると、今の母が置かれた状態、精神状態を過度に自己に投影してしまい、半ば同化してしまって物凄く辛い。つまり、母がどうしたらいいか分からないと頭を抱えるときは僕もどうしたらいいのか皆目分からなくなる。母が辛いと感じることは僕も同じように辛い。感情移入し過ぎているのは頭では分かっているし、それが自分の精神状態に悪影響を及ぼすのも分かっているのだが、正直どうにもならんのです。
今日は昨日ほど体調は酷くなく、朝から晴れて暑くなりそうだったので3時間ほど業務に赴く。すると例によってがんがんの冷房で身体が冷えるのだが、1時間に一回外に出て一服すると真夏のような日差しで暴力的に暑い。ところが帰宅して夕方近くなると空がにわかに曇り始めて雷鳴が轟き、そのうち風雨が強くなり瞬間的な豪雨になって窓を開けると雨が入って来るので閉めざるを得ず。この雨で一気に気温が下がり、それまで32度だった室温は29度に。で、雨が少し治まってくるころには窓をちょっとでも開けていると寒いぐらいになる。その後も雷はしばらく続き、雨がときおり強くなったりする不安定な天気。
天気もそうだが前述のようにとにかく精神的に不安定な状況なので、今日は相場をやる気力もゼロ、家にいる間は断続的にドラマ「ブレイキング・バッド」をだらだらと見るに留まる。肉体的にも精神的にも疲れ果てている。せめて煙草がもう少し美味しければ少しは救われるのだが、と思う。食事の支度をすることひとつ取っても一大決心がいる。ただ闇雲に腹が減るので仕方なくやってはいるものの、食べても美味しいと思わない。摂取しているという感じ。とにかくしんどい。自己防衛本能的にもこんな状態が長続きするとは思えないが、正直普通の精神状態というものがどのようなものであるか忘れかけている。
無暗に悲観するぐらいなら闇雲に楽観した方がずっといいとは思う。だが分かっていても出来ない。もしかしたら今は一日の中で波はあまりないように思えるがそれぐらい大きくて深い抑うつ状態にあるのかもしれない。