12月21日、日曜日。
案の定というか、一日中昨夜の酒が残って気持ち悪かった。ちょっと油断するとこれだ。昨日大丈夫だったからと言って、今日大丈夫というわけではない。とにかく、一日具合の悪い人と相成った。
予報では雪だったが日中はほとんど降らず。ただ、夕食後に母のところに行くために初めて外に出ると、玄関先に屋根から落ちた雪がどっさり。母のところから帰ってからそこだけ雪かき。雪が凍っていたこともあるが、たかがこれだけの雪かきですっかりへばりふらふらに。何しろ今日はずっと気分が悪かったから。それにしても異様に体力がないと痛感。
午前中は昨日の続きで是枝裕和監督「DISTANCE」を最後まで見た。以下ツイートから。
是枝裕和監督「DISTANCE」、音楽は一切なしで現実音、自然音のみ。現実とか日常を客観的に切り取るとこれほどまでに息苦しく、間が悪くバツの悪いものなのか。ただそういう息苦しさのみがあって、ドラマ性は感じられなかった。迫真というリアリティを求めたのかそれともただの象徴なのか。
— Sukeza (@anykindoflove) December 21, 2014
ドキュメンタリー的な手法自体は否定しないけど、そこに確固たる脚本の不在と即興性が加わると実に退屈になる。
— Sukeza (@anykindoflove) December 21, 2014
まあ簡単に言えば起伏のない話で少々退屈な映画だった。
午後は気持ち悪くてときおり台所の椅子を2つ並べてうとうとする。すると、知らぬ間に叔母が突然台所に入ってきて驚く。どうやら寝ていてドアチャイムが鳴ったのにも気づかなかったらしい。叔母は米と、いくら僕がいらないと言っても食えととろろ芋を置いていった。
そんなわけで一日具合が悪い中、なんとかアゴタ・クリストフ「ふたりの証拠」読了。「悪童日記」の続編。これもツイートから。
アゴタ・クリストフ「ふたりの証拠」読了。うーむ、しかし……。もちろん、メタフィクショナルに話を落とし込むのはありなんだけど、今回は「悪童日記」にはなかった剥き出しの欲望と絶望があって読んでて辛かったな。感情を排した文体で描かれた感情・センチメンタリズムという感じで。
— Sukeza (@anykindoflove) December 21, 2014
まあこれぐらいならネタバレにはならないだろう。続編としてより、単独の作品としては構造的によく出来た小説ではあるが、どうも「悪童日記」の強烈なストイシズムと冷酷さが見られなかった分、爽快感がなかった。このまま一気に完結編である「第三の嘘」を読んでもいいのだが、ここは一旦もっと気楽に読めるニック・ホーンビィ「ア・ロング・ウェイ・ダウン」を読むことにする。
夜はNHKスペシャルを見ていたのだがいまひとつピンと来ず、途中から「おしゃれイズム」に切り替える。バラエティを見るなんて実に久しぶり。だが途中でやっぱり耐えられなくなり、YouTubeで内田篤人が出たときのを見る。何故かYouTubeで見ると見れる。不思議だ。しかし久しぶりに見ると藤木直人の顔が変わっていて驚く。
それにしても一体どれぐらい飲むと次の日に酒が残ってしまうのか、いまだに加減が分からない。とにかく一旦酒が残ってしまうと丸一日気分が悪くなるので今はさすがにオロナミンCで我慢している。本当を言えばまた梅酒を飲みたいのだが。