困惑と回顧

1月8日、木曜日。

風呂に入ろうと靴下を脱いだら、足首に近い左足の内側がべろっと皮が剥けていて焦る。確かに昨夜痒くて掻いたら血が出たところだが。

9時半近くに起きた。雪は降っていなかったが、案の定除雪車が入った。なので朝食後に雪かきも、夜の間は積もらなかったようで最小限で済んだ。今日は雪がちらついたりもしたが基本的には晴れている時間の方が長く、日中も積もらず。

午後、日が照ってきたので窓際の一人掛けのソファで本を読んでいたのだが、何故か煮詰まって集中力が異様になくなり、本を読むのが辛くなる。読んではページを閉じ、ということの繰り返し。なんでこんなに煮詰まるのだろうといぶかしく思ったがどうにも読書に集中出来ないので洗濯をしたりトイレの掃除をしたりする。

夕方から夜は相場。失敗した部分もあって妙に夜中になってから苦労したりもしたが、その前に十分に利食い出来ていたので結果オーライ。

母のところに2日続けて行かないというのはどうにも気持ちが落ち着かない。煙草の本数が増える。

今日はCDを1枚注文した。ふと思い出して紀の国屋バンドをググってみたら、驚いたことにデビューアルバム「STREET SENSATION」がタワーレコードでCD化されていた。以前カセットで持っていたのだけれど引っ越しを繰り返しているうちにカセットは全部捨ててしまっていた。この紀の国屋バンドというのは、デビューアルバム1枚だけ出してまったく売れなかったのだがそのデビューアルバムが素晴らしい出来。なんでこんなマイナーなバンドを知っているかというと、ベース(現キーボード、アレンジャー)のヨウタロウの中学の同級生であるアレンジャーの清水信之のデビュー作(キーボードで参加)であったから。ヨウタロウにカセットにダビングしてもらって持っていたのだった。このアルバム、個人的に思い入れのある曲が一杯あるので買わずにはいられなかった。紀の国屋バンドというバンド名の由来はバンドリーダーであるギターの実家が紀の国屋という旅館であることから。大分前になるがたまたまテレビで旅だかグルメだかの番組を見ていたら楽器をやる旅館の亭主ということで彼が登場して驚いた覚えがある。どうやら実家の旅館を継いだようだ。

で、さらに驚いたことに学生時代の同級生で僕と一緒にやっていた小山水城のデビューアルバム「ANGEL’S DREAM」までタワーレコード限定でCD化されていた。デビューアルバムと言っても彼女もアルバム1枚しか出していないのだが。このアルバムはたまたま新川がプロデュースしていて、このレコーディングが終わった直後から僕は新川のマネージャーになった。いわば入れ替わる形だがまったくもって奇遇だ。水城とはクラスもサークルも違うしそもそも顔見知りですらなかったのだが、どういう経緯か忘れてしまったけれど(大方僕のバンドのライブを見たのだろう)人づてに頼まれてギターを弾くことになり、高田馬場の早稲田に行ってリハーサルをしたりしたものだった。彼女はデビュー後「あぶない刑事」のサントラで何曲か歌っていたりしたが、その後いつの間にかいなくなり、イタリア人と結婚したらしいという噂が聞こえてきたのが最後。今はどうしているのだろうか。このアルバムは出来がいいとは言えず、1曲だけ筒美京平の曲でいい曲があるのだがYouTubeにアップされているのでそれで十分。

これ↓


「彼にはかなわない」作詞:川村真澄、作曲:筒美京平、編曲:新川博

カテゴリー: 未分類 パーマリンク