瀕死、コミュニケーション・ブレイクダウン

3月8日、日曜日。

昨日よりもさらに体調悪化。午後はコタツでJリーグを見ながら完全にダウン、寝込む。ただの具合の悪い人と化す。このまま死ぬのかなあなどと考える。それぐらい具合が悪かった。今日はとても母のところには行けないし、このままでは夕飯も食べられないと思った。どうもただの便秘というだけではなさそうで、薬の副作用と思って昨日の昼から整腸剤以外の薬を飲まないでいたので、もしかしたらベンゾジアゼピン系(安定剤)の離脱症状かもしれないと考える。で、安定剤を1錠飲んだ。自分でも顔に血の気のないことが分かるくらい弱っていた。

これだけ具合が悪くただの病人となっても、不思議なことにいつも夕飯を食べている6時過ぎになると腹が減ってくる。仕方ないのでレトルトのカレーでなんとか夕飯を済ませると、少し持ち直してきたのでほんの少しだけでも母の顔を見て来ようと7時半ごろに母のところに行く。8時になると玄関が閉まってしまうので20分ぐらいしかいれないのだが。

母のところから帰宅するとまた気分が悪くなってくる。少々頭痛もするしそのうち脇腹というか左側の肋骨の辺りが痛み出す。原因がよく分からないからなおさら気持ち悪い。そのうちようやく痛みは治まった。いずれにしても、どちらかというと調子が悪いからといって寝ているとかえって具合が悪くなるような気がしないでもない。一時は病院に行った方がいいのかもと思ったぐらいなのだが、一人でいるとどの程度で病院の救急に行くべきなのか、加減が分からないので困る。

ようやく人心地ついたところで久しぶりにヨウタロウに電話して少々話す。その後、弟に電話したところ、話がまったく噛み合わず、弟の言うことがいちいち癇に障っていらいらすることこの上ない。そのうち、前にもあったのだが弟が何かのボタンを間違えて押したのだろう、声がまったく聞こえなくなり電話を切った。これだからスマホは嫌いだ。弟はかけ直しても来ない。どうして普通にコミュニケーションが取れないのだろう。弟はいちいち自分の意見を押し付けてきて譲らないので一向に噛み合わない。何故普通の会話にならないのか、いまだに腹が立つ。

その後、口直しに同級生のジョンとLINEで長電話。一旦落ち着くものの、また弟との会話を思い出してはむかつく。どうも自分がコミュニケーション不全に陥っているような気がしてしまう。誰かに電話するのも恐る恐るになってしまう。そもそも、さしたる要件などないのだ。以前も書いたが、いつから弟との関係、特にコミュニケーションがこうぎくしゃくするようになったのか。どこか弟に対してコンプレックスのようなものを抱いている自分がいる。弟の言い方が全部偉そうに聞こえてむっとする。自分の方に問題があるのなら反省すべきだが、今日のところは弟の方に要因があったと思う。もっとスムーズに話す言い方がいくらでもあったはずなのだ。

感情に振り回されると不思議なことに午後にコタツで弱り切ってこのまま死ぬかもしれないと思ったことがどこかに行ってしまう。ただその代わり腹が立つ。どっちもどっちだ。いずれにしても、弟に対してだけではなく、僕の孤立感や罪悪感といった巨大なコンプレックスが消えることはないのだろうなと思う。弟に対して寛容ではないと怒るのも、つまりは自分が寛容でないということに過ぎない。

それにしても、今日の体調の悪さは一体なんだったんだろうか。

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