鈍痛、楽園のカンヴァス

3月9日、月曜日。

外は激しい雨の音。しかし予報ではなんと明日は吹雪。今週末まで雪だという。庭の雪も粗方融けて、すっかり春の気配になったというのに。

今しがたまでアルガルベ杯のなでしこ対フランス戦を見ていたのだが、2点目を取られたところで諦めた。なんにせよ内容がよくない。

今日も体調は回復せず。午前中に消化器系の内科に電話して予約を取り、夕方の4時半に行った。待合室はやたらと混んでいた。で、ようやく呼ばれて診察、触診など一通りされて薬を出されたものの、病名はおろかどこが悪くてどこが悪くないという話もなく、結局なんなのかさっぱり分からない。医者に訊けばよかったのだが今日はずっと頭に鈍痛があり終始ぼうっとしていたのでそんなことすら忘れていた。薬は胃腸の働きをよくするというものだった。ネットで調べるとどうやら便秘のときに出す薬のようだ。

夕食前に薬を飲み、夕食後に母のところに行くと薬が効いてきたのかそれからはトイレ通い。医者の出す薬はそれなりに効くようである。母のところから帰宅後もせっせとトイレに通ったが、それでも体調がよくなったという実感はあまりなく、相変わらず頭やら目やら肩やらあちこちに鈍痛がある。

そんなわけなので終日頭がどうにもすっきりせず、朝方相場の指値をしておいて夕方指値が成立したものの、相場を考える頭になかった。どこか上の空。頭に膜でも貼りついているようで、どうにも頭が回らない。何故か知らないが目がやたらと疲れているのも頭が回らない要因のひとつ。そんなわけで夜は台所でネットをしたり本を読んだりしてぼうっと過ごしているうちに読みが当たったのか運がよかったのか(それすら判別出来ない)、日当が出て利食い。それ以上どうやっても頭が回らないので今日のところはこれでしょうがない。

原田マハ「楽園のカンヴァス」読了。読み終わってから巻末の解説を読んで、これってミステリーだったのかと気づく次第。よく見れば帯にミステリーと書いてあった。かなり評判になったこの本、確かに面白かったのだが僕には正直女性作家特有のロマンチシズムが少々過剰に思えた。大方の人にはそれが肯定的に受け止められるのだろうけど、なんていうか、ちょっと甘すぎるスイーツみたいな感じが僕にはした。もちろん、男性のミステリー作家でもお涙頂戴の浪花節で情に訴える作家も多いが、僕はその手の作家は苦手だ。その手の作家ほど浪花節ではないにしろ、ロマンティック過ぎるように感じるのは、今の僕がそういうロマンチシズムを求めていないせいだろう。逆に言えば、ロマンチシズムを好む人はとても面白く読める本だと思う。


楽園のカンヴァス (新潮文庫)

結局なでしこは3点目を取られて負け。あの内容では仕方ない。それにしてもなんでこんなに目が疲れているのだろうか。

そういえば今日はツイッター経由で気になるシンガーを一人発見。神谷えり。キャリアが長い人だが売れてないらしく出したアルバムはほとんど廃盤、ウィキペディアにすら載っておらず今日まで知らなかった。父親がスティールギター制作者、母親はスティールギター奏者で元々はジャズ畑のシンガーのようだ。凄く気になる。よい。

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