ずれ

5月31日、日曜日。

昨夜寝たのは3時過ぎ、8時台に目が覚め、先日のことがあるのでまた午前中寝込んでしまってはかなわないと二度寝三度寝四度寝をしても時計を確認するたびに10分程度しか進まない。五度寝ぐらいでようやく10時半、なんか極端だ。そんなわけだから朝食後の珈琲を飲んでいるともう昼近くになる。ゆで卵を1個茹でて食べたらその後一向に腹が空かず。

外は晴れていい天気なのだが今日は昨日までのように暑過ぎるということはなく、これは散歩日和だと思って町内の本屋まで歩いて行くことにした。外に出て歩き始めるとすぐに膝に来てしまい、今週ずっと体調が悪かったこともありまるで病み上がりだなと思う。小さな川沿いを歩いて本屋に辿り着いてみると片道21分ほどだった。ちょうど「ソロモンの偽証」を読み終えたところなので本を買い込もうと思っていたのだが、改めて店内を見て歩くとラインナップが実に貧弱、売れ筋と定番のものしか置いていない。特に翻訳ものは唖然とするほど少ない。これではどうにもならない。諦めて帰途に就く。腹が空いたら蕎麦屋にでも入ろうと思っていたのだが、まったく腹が減らない。そんなわけで1時間ほどの散歩から帰宅すると疲労困憊。

帰宅後、書斎のソファで「ソロモンの偽証」におまけのように収録されている後日譚、「負の方程式」を読んでいると少しうとうとしてしまった。気がつくともう4時を回っており、まだ昼食を摂っていない。本当に腹が減らず、このまま昼食を抜くべきかどうすべきか迷うものの、とにかく蕎麦屋に行って蕎麦を食べることにした。町内の蕎麦屋でもいいのだが、久しぶりに山の方に車で行ってみる。

というわけで、隣の隣である大石田町の山深く、次年子の七兵衛そばに辿り着いたのは5時ごろだった。先月来たときはまだ雪景色だったが、さすがにもう5月も終わり、当然の如くもう雪はなかった。食べ放題だが2杯でやめておく。

帰宅するともう6時、茶を飲みながら煙草を一服して母のところに行く。今日の母は少しぼんやりしていたが話すことはわりとしっかりしていた。

母のところからそのまま車で20分かけてドトールへ。それで隣接している書店(こっちの方が遥かに大きい)で黒川博行「疫病神」とダニエル・フリードマン「もう年はとらない」の2冊を購入。9時過ぎに帰宅。

というように、起きた時間も遅かったということもあるが、気がつくともう夜の10時近くになっていた。なにしろ5時に蕎麦を食べてしまったのでこのままでは夕飯抜きになってしまうと思い、冷凍庫のご飯を温めて納豆と冷奴で軽い夕飯を済ませる。なんか何もしていないうちに一日が終わってしまった感凄い。朝食後にゆで卵を1個食べたというだけでその後不思議なくらいまったく腹が減らず、食事の時間がどんどんずれていったのでまるで時差ぼけのような一日になった。

などと書いていると日付は変わってもう6月。

今日は日中それほど気温が上がらずちょうどいい感じ、夕方以降は涼しくて上着を羽織らなければならなかった。明日以降はまた暑くなるようだが。病み上がりと書いたが本当にそんな感じ、唖然とするほど体力が落ちている。昨日の日記に書いた自分が悪役になったような感じ、どうやら自分の顔がげっそりと痩せこけてやつれ、一気に老け込んだ気がするからのようだ。実際、このところの体調不良で老けた気はする。これ以上貧相になりたくはないのだが……。

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