6月27日、土曜日。

10時前起床。朝からTシャツ1枚では寒いぐらいだった。今日の山形の最高気温は25度ということ。昨日から梅雨入りしたとあって日中はぐずついた天気、夕方から雨。

今日は外出したのは母に面会に行っただけ、あとは一日中家に篭っていた。昼寝はせずに済んだが。本日は日中何十年ぶりかで「大魔神」(1966年の第一作)をhuluで見て、夜Jリーグの試合を見た以外はひたすら一日本を読み続けていた。

午前中に筒井康隆「旅のラゴス」を読了。

旅をしていないなあと思う。田舎に戻って以来、せいぜいが日帰りのドライブぐらいだ。いや、考えてみれば旅らしい旅というものはこの10年ぐらい行ってないのではないか。以前も書いたけれど、どこでもいいからホテルに一泊したいと常々思っているのだが。いざとなると逡巡してしまいなかなか踏ん切りがつかないのは、どこかに旅をしようと考えると、その旅先で何をすればいいのかと頭を巡らせてしまい、これといって何も思いつかないからである。要するに僕は旅の仕方を忘れてしまった。旅というのはそれそのもの、旅に出ること自体が目的となるのであって、旅先で何をするかということが目的のすべてではないのだ、たぶん。旅をするということ自体が気分転換であり、旅そのものを楽しむということを僕は忘れかけている。この状態を打破するにはとにかく一度旅に出てみるしかない。例えば、東京まで3時間新幹線に乗るということを想像しただけでうんざりしてしまうところもあるので、目的地を決めずに車で旅をしてみるとか、そういう(僕にしては)思い切った行動、ある意味衝動的な旅に出るしかないのかもしれない。

午後からは宮部みゆき「名もなき毒」を読み始める。読みやすいこともあって僕にしては猛烈な勢いで読み続けている。分厚い本だがもう半分ぐらいまで来てしまった。

早朝の5時、もうあと4時間あまりで女子W杯の日本対オーストラリア戦が始まるが、とても起きられるわけはないので録画予約しておこう。

それにしても、僕は果たしていつになったら旅に出られるのか。

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