阿鼻叫喚

8月8日、土曜日。

今夜は昨日までが嘘のように涼しい。これを書いている今、書斎の室温は26度。これが続いてくれればいいのだが。

そんなわけで、午前中は皮膚科に行った。この町には皮膚科が一軒しかないので混んでいるだろうとは思ったが、10時半ごろに着いてみると想像以上に混んでいてびっくりした。問診票を出すときにどれぐらい待ちますかと訊いてみると、2時間以上は待つというので一旦帰宅することにした。12時までには戻ってきてくれとのこと。帰宅してhuluでウディ・アレン監督「誘惑のアフロディーテ」を見始める。で、12時ぎりぎりに医者に戻った。

相変わらず待合室は混んでいる。おまけに若い母親が連れてきたらしい3人の幼児(女児2人、男児1人)が嬌声と絶叫を繰り返し、うるさくてしょうがない。プラスティックの馬に乗って絶叫しながら待合室中を駆け回り、おちおち本も読んでいられない。若い母親はおざなりに注意らしきものをときどきするものの、ガキどもは一向に言うことを聞く気配はない。とにかく一秒たりともじっとしていないし黙っていない。一日中この調子であるなら、僕なら気が狂ってしまうだろう。中待合室に移動してもこいつらの暴挙はとどまるところを知らず、ところ構わず叫び続ける。ただでさえうんざりするほど待たされているのに、発狂したように騒ぎまくるので怒鳴りつけるのを我慢するので精一杯、まるで拷問だ。まさに阿鼻叫喚。ようやくこの傍若無人な連中が診察を終えていなくなったときには、もはや精神的にへとへとになっていた。これから察するに、小さい子供というのはほぼ全員、多動性障害であると半ば確信するに至る。こいつらは寝ているとき以外はじっとしていることなどありえないのだ。

ようやく診察室に呼ばれたのはもう1時近かった。一昨日からの発赤を伴う痒みはやはり蕁麻疹だった。ついでに、以前から気になっているというか、もうかれこれ10年以上、もしかすると20年以上悩まされているお尻の古い湿疹(だと思っていた)を診てもらう。すると、どうりでいくら薬を塗っても治らないはず、湿疹ではなくてカビ(白癬菌)だという。普通の湿疹の薬を塗るとかえって悪化するというのである。顕微鏡の写真を見せられて、白癬菌というものを初めて見た。以前(もう10年近く前か)診てもらった皮膚科では湿疹と確か言われたのでずっと勘違いしていた。それぞれの薬を処方されて、ようやく皮膚科を後にする。しかし、しつこい湿疹だと思っていたものが白癬菌だと分かっただけでも医者に行った甲斐があったというもの。

駐車場で隣の車に例の親子連れが。いやはや、本当に僕には子供は無理、と思う。正直我慢できない。しかし、どう考えてもしつけがなっていないと思うのだが。子供だから何をやっても許される、他人にいくら迷惑をかけてもしょうがないというのはおかしい。

結局2時間半も待たされる羽目になったが、考えてみれば午前中だけ診察の土曜日というところが敗因か。

帰宅後、「誘惑のアフロディーテ」を最後まで見る。ウディ・アレンらしい映画だった。今日も4時ごろに母のところに行ってくる。母のところから戻ると、ドアチャイムが鳴った。地元の青年会だった。お祭りの寄付をして欲しいという。いくらかと訊ねると3万5000円というのでびっくりした。先日寺に5000円寄付してショックを受けたというのに。そんなにはとても出す余裕がないという話をして、いかにうちが経済的に余裕がないかを滔々と語り、結局5000円寄付した。これでも痛い。夜になって、あまりにもうちが貧乏だということを強調し過ぎたかなとちょっと恥ずかしくなる。しかし、たかが祭りの寄付だ、寄付というものは本来したくなければしなくてもいいはずである。

それはともかく、Windows10でタイトルバーが無色になってしまう件、なんのことはない、Firefoxのテーマを変更するだけで(ブラウザに関しては)解決。それでとうとうデスクトップの方もWindows10にアップデートしてしまった。OSを替えるというのは結構どきどきする。何しろ一ヵ月以内じゃないと後戻りできない。まあただこれまでのところ起動・動作しないアプリケーションは見当たらないし、動作環境としてはWindows8よりも安定して速いという印象だったので。案の定、アップデートしてすぐの時点では動作が重いが、しばらくすると安定する。動作確認すると、例によって2つ起動しないアプリケーションがあったが、再インストールすれば問題ないことが分かっていたので。ただ音楽ファイル編集ソフトが認証のロック解除の回数制限がかかってしまい、解除してもらうようにメールした。ノートPCの方では動いても、万が一デスクトップの方で動かないプログラムがあると(例えば家計簿ソフトとか)大変だと思ったが、バックアップを取るのを忘れてアップデートしてしまったので冷や冷やだった。今のところは前述の制限がかかってしまったもの以外は無事動いている。

冒頭に書いたように夜になると涼しくて快適、なでしこの東アジアカップ最終戦、中国戦を見る。例の如く意味不明のボールロストが散見されるものの、終了間際の2点でようやく勝って最下位を免れる。

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