町内会

3月27日、日曜日。

体調悪。10時近く起床。何度も眠気に襲われる。

本日のメイン・イベントは夕方4時からの町内会総会。田舎に戻って来てから3回目。年に一度、町内会28戸が一同に会する。4時ぎりぎりに行くと、去年までとは違う席だった。両隣になった人とはほとんど喋ったことがなく、ただでさえ体調も精神状態もよろしくないので会が進んでいくに連れ気詰まりになってストレスが溜まる。総会が終わると仕出しの弁当が出され、去年までだったらこのタイミングで弁当を持ち帰って退席していたのだが、毎年中途で帰るというのもためらわれ、窮屈なのを我慢して乾杯なんぞに付き合う。まだ5時過ぎなので誰も弁当には箸をつけない。あまりにも気詰まりになって、右隣の人に声をかけてみる。すると、子供のころに一緒に遊んだという。そういえば名前に聞き覚えがある。そのうち区長がビールを注ぎにやってきて(僕はお茶を飲んでいた)、僕の左隣の人とハクビシンやタヌキがという話になり、僕も昨年の夏にタヌキの親子を庭先で見たと話に加わった。僕の左隣の人はうちの2軒隣の人で、やっぱりタヌキが出たという。彼らの話を総合すると、この界隈にはタヌキばかりではなくハクビシンもいるという。どうやらうちの向かいの寺に住みついているらしく、寺の干し柿が全部食われたという。僕は見たことがないのでちょっとびっくりする。ときおり日が暮れてから聞こえる、妙な声(鳥の声だったり獣の声だったり)の話を左隣の人に訊ねると、悲鳴のようなぎゃあぎゃあという声はサギだということだった。

なんやかやで、普段ほとんど顔を合わせず大半の人をいまだに知らない中で、ひとまず2・3人と話をしただけで随分と気が楽になった。あまりにも近所付き合いを普段やらないので、そのうち隣組長が回ってくると思うと物凄く気鬱になっていたのだけれど。左隣の人は母の教え子だったし、父と高校で同僚だったという元教師の人もいた。何はともあれ、とにかく話してみることだなあと。

持ち帰った仕出し弁当で夕飯を済ませるとまた身体が物凄く重くなり猛烈な眠気に襲われる。少しソファで横になる。顔が青ざめているのが自分でも分かる。まったく、すっかり病弱な人になっている。体調が悪いのが一番大きいけれど、いまだに休日の過ごし方が分からない。リラックス出来ない。

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