浅き夢見し

4月26日、火曜日。

8時59分起床。なのに全然寝た気がしない。というのも、眠りが浅くてずっと夢を見続けてときおり目が覚めたりしていたからだ。そんなわけなので今日の夢は詳細に覚えている。

まずはどこかのパチンコ屋の台の前に座ってサッカー日本代表の試合の応援をするという不思議なシチュエーションから夢はスタートした。試合が終わり、立体交差した夜の通りを横切ると一軒のブティック風の店が開いていた。営業は10時までと書いてあるのでまだ10時前なのだろう。とにかく店に入ってみる。

ここで長袖のパジャマが暑くて布団の上に手を出した記憶。

場面は切り替わり、どこかのエスニックな料理を出すレストランの閉店間際にいる。僕はフォーを食べていた。食べ終わり、何故かレストランなのに店の奥に畳敷きの座敷があり、そこに布団が敷いてあったので布団の中に入る。しばらく夢の中でうとうとする。

布団から出て会計をしようとすると、店の女主人が「泊まっていきますか?」と訊ねてきたのでいくらするのかと訊いたところ、「24800円」という答えが返ってきて、それならタクシー代の方が安いからと断った。店の外に出るときにここはどこですかと訊くと「六本木」という答えが返ってきた。ところが夜の街に出るとどうも人通りも車の通りも少なく、記憶の中にある六本木っぽくない。どちらかというと新富町とかあの辺のちょっと繁華街からは離れている場所の感じがする。タクシーも見かけたがとにかく見覚えのあるところに出ようとする。

タクシーを捕まえてもいいのだが、自分がどこに住んでいるのかがはっきりしない。頭の中に「埼玉の上の方」というのが浮かんだが、僕は埼玉の北の方に住んだことはない。だからそうじゃないということはかろうじて分かるのだが、じゃあどこなのかというのが分からなくなった。

僕はどこにいて、どこに帰るのだろう?

7時の寺の鐘の音で目が覚める。枕元のiPhoneで時間を確認すると7時5分だった。猛烈に眠いので二度寝。

というわけで次に目が覚めたのが8時59分だったというわけだ。階下の台所に降りて朝食のトーストの用意をするも喉がからからで痛いしまったく寝た気がしないせいで頭はすっぽりと何かで蓋をされたような気分。風邪でもひいたのかと思った。とにかく感覚としては徹夜明けのそれに近かった。頭の中では先ほどの「24800円」という声がする。立体交差した通りはどこかで見た覚えがはっきりとあるのだけれど、六本木じゃないことは確かで、じゃあどこなのかというと思い出せない。

頭痛がする。物凄い睡眠不足感。なんとか午前中相場をやろうとするが、頭が回らずポジションを取ってすぐに諦める。いつまで経っても頭はすっきりせず徹夜明け状態、何も出来そうにないので車でコンビニに昼食のパンを買いにいったついでに業務に行ってみるがそれでも頭の重さが取れないので1時間ほどで帰る。帰宅して、これはもう寝直さなければこの睡眠不足感は取れないと思い、1時過ぎから3時ごろまでソファで昼寝。だがやっぱり眠りは浅かった。

それでも少しは寝たので多少は頭の閉塞感はましになり、相場のチャートに向かい、ポジションを取る。例によってポジションは段階的に増えていき、すっきりとしない頭にプレッシャーが募っていく。結局あと3分待てずに無難なところで決済。5時過ぎにスーパーに買い物に行き、6時過ぎに買ってきた肉で夕飯、それから母のところに顔を出す。

徹夜明けの感覚からようやく解放されたのは夜になってからだった。だが一日寝不足に悩まされたのですっかり疲れ果ててしまい気力も失せる。夜の指標のタイミングで相場のポジションを取るが、やる気があまりないのですぐに利食い。その後風呂。

とまあ、こんな一日だった。

アマゾンから小泉今日子「黄色いマンション 黒い猫」が届く。しかし、昨日から図書館で借りた月村了衛「コルトM1851残月」を読み始めたので、これが読み終わってから。

昨夜の眠りが浅かった要因としては、いつも2錠(2種類)飲む睡眠薬を1錠しか飲まなかったからかも。なので、今日は2錠飲みます。

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