頭痛、時間の速度、幻聴

どうも記憶が怪しいが、今朝も一度6時ごろに目が覚めたような気がする。原因ははっきりしている。昼寝が長過ぎるのだ。もう随分前から大体2時間、長いときは3時間ぐらい昼寝をする。だから明け方に目が覚めてもあまり文句を言えない。もっと困るのは最近昼寝をするとその後が調子が悪くなることだ。以前だったら調子の悪いときに昼寝をして、リセットしてマシになる、というパターンだったのだが、最近は逆に酷くなる。今日も昼寝をするまでは珍しくさしたる症状もなく、ようやく波が上向いたかな、と思っていたのだが、また早く帰宅してしまったのでなんとなく習慣で昼寝をしてしまった。これが仇となった。起きたら頭痛。参るなあ。ひとまず頭痛薬を飲む。が、なかなか治まらない。で、田舎の母親と電話で話していたら、言葉が出なくなり、喋れなくなった。頭痛のせいでネガティブ思考になり、抑うつ状態になったのだと思う。踏んだり蹴ったり。まったく困ったものである。頓服のセパゾンを飲んで、念のため頭痛薬をもう1錠飲み、氷枕をしてソファで仰向けになってぼんやりと天井の辺りを眺める。こういうときは何も見ていないので、眼鏡があるとかえって邪魔なので外す。氷枕は案外と頭痛には効果がある。頭がきんきんに冷えるので、そっちの方に意識が行くので楽になる。一体いつまでこうやって天井を眺めなければならないのだろう、と思ってときどき時計を見る。すると、20分は経ったと思っても時計を見ると9分しか経っていない。ちょっとぼんやりしてもう1度時計を見ると、2分しか経過していない。前々から書いているように、今の僕には時間の感覚というものがないので、寝ている間以外は途方もなく時間が長く感じるというか、時間の経過が遅く感じる。駅のホームで電車を待っている間とか、永遠に来ないのではないか、と思うほどだ。そのうち、もういいかな、と思って起きてみると、どうやら頭痛は治まった。で、iTunesでなんとなくウェイン・ショーターのクインテットを聴いてみたのだがどうもピンと来ないというか、音楽を聴くということ自体がピンと来ない。なので、停止ボタンを押し、トイレに行った。すると、停めたはずの音楽が聞こえる。音楽性幻聴である。ちょうどピアノソロのあたりで停めたので、ピアノトリオの音が聞こえる。これは、自然音や生活音の中に豊富に含まれている倍音から無意識に音を抽出して脳内で組み合わせて再現してしまうのだ。今回の場合はトイレの換気扇の音からピアノトリオを作った、というわけである。別に永遠に聞こえるわけではないのでそれほど気にするほどのことでもないが、やはりあまり気持ちのいいものではない。その後はさしたる症状もなく夜は更けていき、要するに本日の失敗は昼寝をしたことだった。今度から昼寝するときは目覚ましをかけようかな……。

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