サンダル事件

6月8日、水曜日。

昨日やらかしてしまった感があるので、8時半にアラームをセットして寝た。すると、8時25分に目が覚めた。なんていうか、人間の体内時計というのは偉大だ。一体どういうシステムになっているのかよく分からないけれど。

そんなわけで久々に東京市場の寄り付きに間に合ったので朝食後から相場をちまちまとやっていたのだが、10時ごろにふと眠気を覚えてソファで横になり1時間ちょっと昼寝。昼食後の午後もどこかのタイミングでちょっと昼寝をした記憶が。ホントに最近寝てばかり。たぶん異様に体力がなくて疲れるせいかと。

ともかく、午後になってからやけに暑かった。暑くて頭が回らない。今年初の冷房を入れたくなるほど。見ると、南向きの書斎も北向きの台所も室温が28度あった。書斎の窓も台所の窓も全開。まだ外の方が風があって涼しそうだった。とにかく室内は暑くて、ちとバテた感じに。

すると、何時ごろだったか、たぶん夕方近くなってだろう、一雨降って少し涼しくなった。台所に行くと窓から涼し気な風が吹いてくる。そのときに「事件」は発覚した。

ようやく涼しくなったと思い、雨は上がったのかなと思ってなんとはなしに台所の勝手口のドアを開けた。すると、いつも勝手口に置いてあるサンダルの片方がない。はて? 傍らを見るとペットボトルを入れたゴミ袋が少し転がった形跡があり、風が強かったのかなと思う。ひとまず勝手口の周辺にサンダルの片方が転がってないか見たがない。どういうことだろう? 先日北海道の山中で6日間行方不明になっていた男児が無事発見されたばかりだけれど、これもまた神隠しなのか?

たかがサンダルの片方なのだが妙に気になる。片方だけないというのが気に入らない。それで靴を履いて外に出てもう一度勝手口の近辺を探す。が、ない。勝手口から家の裏手の方を見てみるがやはりない。一旦諦めかけて室内に戻ろうと思ったのだがどうも気になり、家の周りを一周してみることにした。すると、勝手口とは反対側の両親の寝室の前にブツを発見! 見ると噛んだ跡がある。

sandal

うむむ。これは先日白昼堂々と現れた、うちの庭に住みついたタヌキの仕業だと思う。なんでかっていうと猫はこんな風に噛まないし、犬なら噛むかも知れないがいまどき野良犬なんていない。という具合に消去法で考えると犯人はタヌキしか考えられない。うーん、タヌキが悪さをするとは意外。実際のところ、去年の夏にタヌキの親子を見かけて以来、先日まで冬の間ずっと見かけなかったので、町内会の総会で近所の人と話をしたときも死んだんじゃないかという話だったし、そもそもタヌキって何を食べているんだろうと常日頃気になっていた。たぶん雑食なんだろうなとか思っていたが、タヌキが農作物を荒らす害獣であるとはあまり聞いたことがない。

と、ここでウィキペディアをさっと斜め読みしてみると、やはりタヌキは雑食でイヌ科の動物である。ウィキペディアによると行動範囲が物凄く広い(50ヘクタール程度)らしい。とすると、特にうちの庭に住みついているというわけでもないのかもしれない。滅多に見かけないのも行動範囲がやたらと広いせいか。

しかし、それにしても。台所の勝手口のサンダルといえば、僕が台所にいるときは壁一枚隔てているだけ、1mと離れていない。そんなところでタヌキがサンダルをくわえていたとは……。

本日のBGM。

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