皇帝のいない七月

7月1日、金曜日。

どういう風の吹き回しか、8時前に起きた。朝のツイートによると二度寝したらしいから、最初は何時に目が覚めたのだろうか。記憶にないというか記憶がないというか。大体において、人間というのは毎朝何時に目が覚めてどんな夢を見たのかなんて、毎日覚えてはいられないと思う。規則正しい生活をしている人にとっては、実にどうでもいいことだ。僕のように生活のブレの幅が大きい人間ならともかく。

ツイートによると、二度寝のときには競馬の小説を書く夢を見たらしい。ヨロコビという名の馬に乗る騎手の話。ああそういえばカナシミとかイカリに乗る騎手がいてもいいなと思ったのだった。と、若干思い出す。

ここ最近の生活ペースからして、8時前に起きたら昼寝は避けられないだろうと思っていた。ところが朝食後、本日は早起きして時間的に余裕があったので東京市場の寄り付きから相場のトレードを開始、おお、なんだかこのまま起きていられそうだと思った。

が。思っただけだった。案の定、トレードで一息ついた10時ごろになって眠気がやってくる。で、気がつくとソファで寝ていた。それも2時間半ぐらい。唖然。なんでこう毎日寝るのか。なんか毎日日記に同じことを書いている気がする。

それはともかく、午後、相場のポジションを取ったまま母のところに行ってしまった。まあなんていうか油断していた。今日の母は比較的落ち着いていた方だ。帰宅すると指値が成立していた。それはいいのだがよろしくないのはどんどん買い下がってしまったこと。それで含み損を抱えてしまう羽目になる。要は母のところに行く前に一旦ポジションを手仕舞いしておけばまだ大分ましだったのだが。

そんなわけだから含み損を抱えて夜までどうやって抜けようかという算段をチャートと睨めっこしながらする羽目に。もう逃げることしか考えていない。同値ならオッケーという感じ。だが今日は思った以上にドル円が重く、なかなか上がってくれない。業を煮やして9時過ぎに微損で損切り。まあ、あと10分ぐらい我慢していればプラスで逃げられたのだが。なんか悔しいのでその後も相場のチャートと米長期金利のチャートを睨んでいた。で、なんとなくポジションを取った途端に思惑と逆の方にいきなり動いて仰天する。そのあまりのタイミングの悪さに。だがこれも我慢して我慢して微損で逃げ。これももう少し粘ればプラスで手仕舞いできた。まだここまで一日トータルではマイナスになってはいないけどなんか悔しい。考えてみればそれほど大きく動いているわけでもない。それで23時の指標時にさっと入ってさっと抜けて若干の溜飲を下げる。結果的に、午後は何もしなかったのと一緒になった。まったく疲れる。

そんな風に相場に一喜一憂していたので、夜中になるまでカレンダーをめくるのを忘れていた。なんだかんだいって今日から七月。今日は日中暑くて冷房オン。気がつくと夏になるのだな。そして誕生日が来るとまたひとつ歳を取る。まったくやれやれだ。

カテゴリー: 未分類 パーマリンク