待てない

７月５日、火曜日。

元来待つことが苦手だ。にもかかわらず仕事にしても趣味にしても待つことばかり、この辺からして矛盾があるのかもしれない。相場のトレードも待つことが仕事みたいだし、業務にしても当たるのをひたすら待たなければならない。待つことが何よりも苦手なのに、何故好き好んで待ってばかりいるのか。

で、結局待てなかった。

朝起きたら１０時ジャストだった。食料品かなんかを売る店を準備している夢を見た。テーブルを並べて品物を並べてという具合に。夢の中の僕にはまたしてもよく出来た妻（元妻ではない。念のため）がいて、夫婦で開店の準備をしているという夢だった。なんかそれなりに幸せな夢だったような気がする。

それはともかく、本日の場合は起きた時点で相場的には出遅れた。ドル円はひたすらじりじりと下げるばかりだったので、入るポイントが見つからなかった。しょうがないのでまた業務へ行った。今日も業務的にはそれなりに結果が出る。なんていうか、ネタをひとつ見つけたら確実に結果が出るという有難さ。

帰宅後、またいつの間にか眠気が忍び寄ってきて、ついソファで横になったら気がつくと４時になっていた。２時間近く寝たっぽい。今日は涼しいというか半袖では寒いくらいだった。ようやっと起き出して相場のチャートを見るがやはりドル円は入るタイミングが見つからず、ユーロドルをショート（売り）した。ちょうどタイミングよく跳ねたところでショート。で、後は利食いのポイントまで待つだけなのだが、これが待てなかった。実に狂おしい。夕方になって利食いポイント近くまで下げたのだがまた戻ってしまい、利食いし損ねる。そのまま夜まで待ち続ける。

母のところに面会に行って、帰宅後に夕飯を食べて、それでもまだ利食いのポイントは見つからず逆に戻っていく。で、１０時過ぎにとうとう２つ持っていたポジションの片方が０．１ピップスも違わない寸分違わず同値決済を食らう。唖然。どういう確率だよと思う。そこから改めてポジションを追加したのだけれど、結局待てなくて利食い。相場というのはどうやってもベストのタイミングで入ってベストのタイミングで抜けるということは出来ないので、どっちに動いてもそれなりに後悔する。今日辺りは逆指値を同値に置いていたのでどうやってもマイナスにはならないのだけれど、それでも待てなかった。で、案の定そういうときに限ってそのまま持っていればという展開になる。これを書いている今の時点でとうに利食いポイントを過ぎてお釣りが出るくらいにユーロドルは下がっている。まるで当てつけみたいに。これがホントの後の祭り。なんだかんだ言って５０ピップスぐらいのプラスにはなっているのだから本来文句を言っては罰が当たるというものだが、どうやっても１００ピップス以上取れていただけに……。

そんな感じで夜中に相場で歯ぎしりしていて、ふと気づくと先週注文した例のアマゾンの商品がいまだに届いてないことに気づいた。さすがにこれは放っておけんということで、夜の１１時を回っていたがアマゾンのカスタマーサービスに半信半疑で電話番号を伝えると、驚いたことに即座にかけ直してくれた。で、早速待てど暮らせど商品が届かないとぶいぶい文句を言う。こういうときは勢い余って気がつくとクレーマーみたになる。しかしながら本の方は配達予定日の昨日を一日過ぎてもまだ届かないし、スリッパの方は３０日に発送したとメールが来てから６日も経つのにまだ届かない。どっちも返金して欲しいと伝える。そもそもスリッパの配達予定日がなんで１２日とかになってるのかと訊ねると、聞いてびっくり、中国からの発送ということだった。CDとかで海外発送で２週間ぐらいかかるということはこれまでもあったけれど、それは最初からそうだと分かっていてのもの。海外発送なら注文しなかった、なんでそれが明記されていないのかと文句を垂れる。まあ後の祭りなんだけど。いずれにせよ、業者に連絡を取るのであと２日待ってくれということだった。本の方は予定日を過ぎても届かないので返金処理をするように連絡するということ。で、どちらの場合でも最悪はアマゾンのマーケットプレイス保証という奴で補償してもらえるとのことだった。

まあ鼻息荒く電話に出てしまったのでそれこそクレーマーの勢いだったんだけれど、考えてみれば夜中の１１時過ぎに電話が繋がるというアマゾンの対応は非常に評価できる。今回はどちらもアマゾンではない出品者だったことが要因と思われる。まあただ現実問題としていまだにモノは届いていないわけだし、３０日の時点で既にクレジットカードの引き落としがかかっているわけだしで、文句を言って当然のことではある。なんていうか、クレーム担当の人も大変だなあと思う。ストレス溜まるだろうな。こちら側はストレスを発散させようと息巻いているわけだから。

まあそんなわけで、何かと待てない日だった。