朝を体験する

7月15日、金曜日。

目覚めると夜明け前、というのは大貫妙子の「4:00A.M.」だけれど、朝目が覚めてみるとびっくり、6時45分だった。念のためにアラームを7時20分と7時45分にセットしておいたのだが、いざとなると人間なんとかなるものだ。一瞬二度寝が頭をかすめたけれどゴミを出せるチャンスなので起きて階下に降りる。7時前に起きたなんて一体何年振りだろう。6時台に目が覚めることはもちろんあったけど必ず二度寝してた。そもそもここ二日ばかり11時近くに起きてほとんど午前中というものが存在しなかったので、久方ぶりに体験する本物の朝(まあニセモノがあるわけではないが)は実に新鮮だった。朝の光、朝の音、朝の匂い。ああこれが朝というものだったっけ、とどこか懐かしい想い。まるで計ったように正確に、7時ジャストに向かいの寺の鐘が鳴る。

そんなわけでようやっと久方ぶりに朝ゴミを出せたし、ゴミ当番も無事済ませた。昨夜寝たのは2時過ぎだから当然睡眠が足りなくてどこかで昼寝してしまうだろうなと思っていたのだが、不思議なことに昼寝せずに済んだし、そこまで眠くもならなかった。先日までの異様な眠気は一体なんだったんだろうか。

これだけ早く起きると、相場も東京市場のオープンまでに十分余裕がある。方針を定めて指値を置いて、寄り付きにちょっとポジションを取って。しかしどこか自信が持てなかった。方向はあってると思うが入り口に確信が持てない。なんで急遽業務に行こうと思ったのか、たぶん朝イチ近い時間に行けることなど滅多にないからという気持ちがあったのだろうけど、相場は一旦置いておいて業務に出かけてしまった。早く行ったお蔭で新しいネタを試すことは出来たが、如何せんツキがなかった。今日は午後2時に母が病院に行く日なので、1時半ごろに切り上げて一旦帰宅。すると、なんということかちょうど業務に出かけている間にドル円が唖然とするほど動いていた。まあこういうときは上手くいくか酷い目に遭うかのどちらかなので一概になんとも言えないけど。

2時直前に病院に着くと、ちょうど看護師に連れられた母が到着したところだった。前回はほとんど待たずに済んだのだが今回は3・40分待つことに。薬をもらうだけなので診察自体はあっという間。帰り道、うちの近所の寺の境内で気の早い蝉が鳴いていた。2・3日前にも蝉の声を聞いた気がしたのだが、気のせいかと思ってた。

病院から帰宅後、ようやく相場。で、散々動いたあとのドル円に参加したわけだけれど、損切り続きでまた連敗を続けそうな勢い。しかしながら夕方近くなってようやくトータルプラスに持って行けた。それでなんとか今週の全敗を免れたという感じ。情けない話だけど。ただ今日のドル円は乱高下という感じで、下手をすると往復ビンタを食らうところだからプラスになっただけでまずまず。

というわけで久しぶりに大貫妙子のアルバム「MIGNONNE」を聴いてるんだけどやっぱりいいね。それにしてもこれだけ早起きしておいてこの時間になってもまだ眠くないとは。とにかく、今日のところは朝というものが実にいいものだと再確認したわけで。

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