フィフティ・フィフティ

もちろん、朝一番で医者に行った。以前CTを撮ってもらったことのある、近所の内科。思ったほど混んでおらず、それほど待たずに呼ばれた。いつもの温厚な院長ではなく、恐らく僕よりは若いであろう、少し軽薄そうな医者だった。以下、医者の診断としては、悪性の腫瘍であれば転移であるから、元がどこかにあるはず、可能性の順番としては肺、胃、大腸の順。ただし、抗生物質を飲んで2週間ほどでなくなる可能性もあるとのこと。で、まずはCTを撮り、肺ではないことが分かった。医者が言うには、良性か悪性かは五分五分、フィフティ・フィフティだと気軽な調子で言った。この男はふざけているのだろうか、と思える調子。その後血液検査、で、再来週に胃カメラを撮ることになった。処方薬局で薬を受け取り、解放されたのは2時間以上経った11時過ぎ、やたらと喉が渇いていたし、煙草も吸いたかったのでそのまま駅前のドトールに行って抹茶ラテを飲んだ。気がつくと、朝起きたときのダルさは取れていた。外はいつの間にか雨、僕は傘を持ち合わせていない。ダウンジャケットのフードを被り、地元の店に業務に行く。が、2時間もしないうちに脂汗が出てきて体調最悪、もう無理、というのでまたフードを被り帰宅、物凄く気持ち悪いのだがそれが腫瘍のせいなのかうつの症状なのかもはや区別がつかない。帰宅後、もちろんソファで死亡、目が覚めると6時を回っていた。3時間以上寝たことになる。起きてみると身体が物凄くダルい。もうどうにもならんくらい。嫌な感じだ。駅からの帰り際に買ってきた夕飯を食べ、ネットをうろうろするもダルくてどうしようもない。9時からなでしこの試合をやっていたので途中から見る。そのうちダルさは軽減した。先日買ってからまだ封も開けていなかったマルチ・トラック・レコーダーを取り出し、内臓のリズム・パターンを一通り聴いてみる。数だけはあるが、使えそうなのはほとんどない。まだ使い方も分からないのでそのうちマニュアルを読んで使い方を覚えよう。ってんで、ひとまずMTRに繋がずにいつものギターの練習を一通りしたがどうにも気分が乗らない。体調が悪いというのが一番だと思うが、精神的にまったく上の空というか、打ち込めない。たぶん原因は違うところにある。

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