懐疑

１０月１１日、火曜日。

今日のメインイベントはもちろんW杯アジア最終予選オーストラリア戦。

結果から言えば原口のゴールで先制したものの、同じ原口のファウルでPKを取られて１－１の引き分けという、アウェイということを考えるとそれほど悪い結果ではないのかもしれない。少なくとも最悪ではない。ただ、ほぼ７割近くのポゼッションをオーストラリアに許したこの試合を見て、ことここに至ってハリルホジッチに対する懐疑の念が浮かんだ。本当にこれでいいのかと。岡崎の負傷を考えると本田のワントップは当然とも言える選択。ただトップ下に清武じゃなくて香川というのはクエスチョンマークだ。結局最後までプレーした香川だが、まったく相手の脅威にはならなかった。ドルトムントでポジションを失うきっかけとなったのは、ボールをもらうとすぐさばいて戻すというバックパスばかりで攻撃的なアイディアに欠けるプレースタイルだった。かつてドルトムントで大活躍していたときの香川は、シャドーストライカーとしての役割を果たしていた。以前から代表に入ると精彩を欠いていた香川だが、今ではそういったシャドーストライカー的な役割はもちろん、攻撃の司令塔としての役割も果たせていない。前を向こうとすると囲まれて四苦八苦するのを見ていると、以前より視野が狭くなっているのではないかと思ってしまう。

ともあれ、これだけオーストラリアに一方的にボールを持たれるというのは。逆に日本は攻め急ぐあまりボールが繋がらない。したがってポゼッションも上がらない。オーストラリアにボールを持たせているのか、それとも持たれているのか。いずれにせよ、守ってカウンターだけをひたすら狙うという、弱者のサッカーをする日本がいた。いくら結果が最重要とはいえ、これでは見ていて正直面白くない。一体日本のパス回しはどこに行ってしまったのだろうか。

本田はコンディション云々というよりもやはりプレースピードが足りない。今回は負傷者が続出したという背景はあったにしろ、このラインナップで果たしてよかったのか。今日得点に絡んだのは原口だけだったように、海外組で今絶好調と言えるのは原口と大迫ぐらいしかいない。で、大迫は呼んでもいない。原口はヘルタの試合を見ていても、この一年で素晴らしく成長した。同じように清武も成長著しいのだが、如何せん試合に出させてもらえない。

オーストラリアよりも日本の方がロングボールを放り込むサッカーになってるなんて。正直、クエスチョンマークが試合後も浮かぶしなんだかすっきりしない。果たしてこのままでいいのだろうか。日本は本当に強くなっているのか？ なんか弱くなってるように見えるぞ？ てな疑問が拭えない。というわけでだんだんハリルホジッチに対しての信頼感が揺らいできている今日このごろ。W杯出場を逃したりしてからでは遅いからな……。

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朝、どういうわけか７時半に起きてしまった。しまったというか、早起きできたというべきなんだろうけど。なんか肩口が寒くて目が覚めた気がする。朝方よほど冷えたのか。それにしても肩が寒くて目が覚めるなんて真冬でもない。気のせいなのか。午前中昼寝したものの、早起きするとやはり煙草の本数がどうしても増える。

散々迷った挙句、新しいノートパソコンをネットで注文してしまった。ポチってしまった後は、ああまた余計な買い物をしてしまったとうじうじ考えてしまったのだが、不思議なことにそれに呼応するように、昨夜復活したかに思えた（今使っている）ノートパソコンが夜になって物凄く動作が重くなって、まるでダイヤルアップ時代のようになった。おまけに電源から外して茶の間に持って行ってサッカーを見ていたら、充電が１時間で空になった。そんなわけで今のノートPCは現実問題として使いものにならないレベルになってきた。というわけで、注文して正解だったようだ。まあ一番コストパフォーマンスが高い、つまり安い奴にしたし。本当を言えば非光沢のディスプレイがよかったのだが……。

６時からサッカーだったので３時ごろに母のところに行くと、みんなで隣町に行っていると言われて４時過ぎに出直した。母に訊くと、隣町の道の駅に行ってソフトクリームを食べてきたそうだ。母はそう言いながらも表情に乏しく、どこかしかめっつらをしているように見えた。母は最近めっきり笑顔を見せなくなったので寂しい。