11月4日、金曜日。
今日は町内会のごみ当番だったので7時20分にアラームで起きた。起きたときはさすがに眠かった。朝食後、実に久しぶりに燃えるごみを出すことができた。ごみ当番といっても回収車が持って行った後の8時半ごろに残されたごみがないか箒を持って見てくるだけである。田舎に戻ってそろそろ4年、残されたごみがあったのはただの一度だけだった。今日も何もなし。
せっかく早起きしたので、東京市場の寄り付きから相場のトレードを始めるも、どうもピンと来ない。結果、ほぼ同値で逃げてばかり。今日は夜に雇用統計があるけれど、結局のところ米の大統領選が終わるまではなんだか相場が信用できず、まともにポジションを持つ気になれない。そんなわけで少し離れたところに指値を置いて業務に出かける。可もなく不可もなく煙草を確保。帰宅後また相場もどうも身が入らない。鼻くそ程度のプラスでやる気が失せる。それで早起きもしたことだし夕方ベッドに潜り込んで昼寝をしようと思った。ところが驚いたことに眠くないのである。いつもいつもあんなに異様なまでに眠いのに。今日に限ってまったく眠くない。思い当たるのは昨日、ネットの広告を見て半信半疑というか冷やかしでお試しの二週間分500円で買ったオルニチンが届いたので一日分(6錠)を飲んだのだった。スポーツ新聞のサイトとかでよく「8時間も寝たのに二度寝」とかいうキャッチが前から気になっていたので、500円ならいいかと思ったのだった。元来こういうサプリメントというか健康食品みたいなものはまったく信用しないたちで、ましてや即効性なぞあるわけないと思っていたのだが、今日の「眠くなさ」がこのオルニチンの効果であるとすればびっくりだ。これではまるで覚醒剤ではないか。
なんていうか、毎日のように昼寝をかましている身としては煮詰まったときは寝てしまいたいという癖があるので、今日みたいに早起きしなければならないときとかここぞという日の前の日にオルニチンは飲むことにしよう。つまり、寝てしまいたいときにまったく眠くないというのもちと困る。変な話だが。これが真っ当に会社勤めをしていて日中眠気に悩まされる(12年前まで僕がそうだった)というようなことなら毎日飲んでもいいのだろうけど。このオルニチン、最初だけ二週間分で500円だが、以降は月に3000円近くかかる。こういう確かに効果があるかどうか定かでないものにそんな金を使うつもりは毛頭ない。それぐらいなら新聞を取った方がましだ。いやでも、ある種の覚醒剤が月3000円なら安いのだろうか……。
こういうことを迂闊に書くと当局に誤解されるかもしれないのでいい加減にしておこう。実際問題として、果たしてオルニチンのせいで眠くならなかったのかどうかは定かでない。ただ、これを書いている今、深夜2時を回っているがいまだにさほど眠くない。今日はオルニチンを飲んでいないので(明日は土曜日なので別に眠くなってもいいから)また次に飲んだ機会に様子を見ないと効果の真偽は分からない。ただのプラセボ効果かもしれないし。
夜、なんとなく頭に浮かんだバッキングのパターンをギターで弾いてみると、Dm9|C#dim|C7|Bm7♭5|B♭maj7|F/A|Eadd9/G#|Asus4-A7 という、歌謡曲とかにもよくあるベースが半音で降りていくパターンだった。これをハバネラ風のリズムでバッキングの練習をしていると、どうも単純なコードが上手く押さえられない。なんでかなあと随分首を捻ったのだがなんのことはない、左手の爪が伸びていた。
ところで、相場も超消極的でほとんど手を出していないし、さしたることは何もやっていないのに、なんでこんな時間なんだ? 分からん……。