地震で目が覚める、ノーカントリー

１１月１２日、土曜日。

朝６時４３分の地震で目が覚めた。結構長く揺れたしそもそも目が覚めたくらいだから、もしかしてでかい地震なのかと一瞬びびった。しかし考えてみれば緊急地震速報は鳴らなかった。結局すぐに二度寝してしまい、あれやこれや夢を見て次に目が覚めたら１１時だった。やってしまった感はかなりあったが、要するに久しぶりに８時間寝たというだけのことなのかもしれない。

そんなわけで朝食後の珈琲を飲んでいるともう昼。午後業務少々で煙草。母のところに面会。夜天皇杯川崎対浦和。延長後半で川崎が追いつきPK戦までもつれ込む、めっちゃ面白い試合だった。その後、久しぶりにコーエン兄弟監督「ノーカントリー」を再見。

コーエン兄弟監督『ノーカントリー』を再見。素晴らしい緊迫感と乾いたユーモア。蛇足のような尻切れのような終わり方。いまちょうどコーマック・マッカーシーを読んでいるところなので、こちらの原作は読んでいないがあの冗長で饒舌な文体で書かれていたのだなと想像する。

— Sukeza (@anykindoflove) November 12, 2016

正直言っていま読んでいる黒原敏行訳コーマック・マッカーシー『ブラッド・メリディアン』は意図的なのかほとんど読点がなく過剰な比喩の重なりでセンテンスが異様なまでに長く、典型的な美文調の悪文といえる。たぶんそれはマッカーシーの原文がそうなのだと思うんだけど。

— Sukeza (@anykindoflove) November 12, 2016

にもかかわらずマッカーシー原作の映画の『ノーカントリー』はラストに近づくにつれて判然としない部分（特にエルパソのモーテルの辺りから）が多く、原作を読みたい衝動に駆られる。でもたぶん原作もよくわからないんだろうな、とは思うんだけど。アマゾンでカートに入れようかずっと迷ってる。

— Sukeza (@anykindoflove) November 12, 2016

なんかお隣の韓国はデモが凄いことになっていてどうなることやら。アメリカでも反トランプのデモ。世界というのはふと気がつくとちょっとしたことで激変しているという印象。そういえばソ連が崩壊したりベルリンの壁がなくなったりも随分唐突な感じがしたものだった。