12月27日、火曜日。
起きたら11時過ぎ。元の木阿弥。今日は試したいことがあったので昼過ぎから相場のトレードを数時間。スキャルの練習。夕方歯医者。混んでた。ようやっと先日取れた差し歯が元に戻る。取れたのはいつだったかなと日記の検索をかけると(こういうときにこの日記は便利だ)10日ほど前なのだが驚いたことに2014年と15年にも差し歯が取れている。なんのことはない、毎年取れてるじゃないか。
夕食後、相場に対するモチベーションが例によってガタ落ち、やる気が失せる。なんでだろうな。満腹になるとダメなのか、それとも暖房のせいなのか。
そんなわけでピエール・ルメートル「天国でまた会おう」読了。
ピエール・ルメートル『天国でまた会おう』読了。『その女アレックス』で徹底した意外性で後味の悪い結末を持ってきた作者、それが故にどこか湊かなえに通ずるあざとさを感じてしまうのも確かだが、相変わらずのリーダビリティは評価できる。ミステリではない本作は意外性こそないものの、どこか→
— Sukeza (@anykindoflove) December 27, 2016
→ご都合主義なのは否めないし、結末に胸のすくようなカタルシスがあるわけでもない。しかし、それらをリーダビリティが払拭してしまう。それだけ語り口が上手いともいえる。まあ正直文芸作品と呼ぶにはあまりにも漫画的、それも日本の少女漫画的な感じはしたけれど。
— Sukeza (@anykindoflove) December 27, 2016
それにしても『天国でまた会おう』という邦題、『Au revoir la-haut』という原題と見事に韻を踏んでいる(「会おう」と「la-haut」)。たまたまかもしれないけど。
— Sukeza (@anykindoflove) December 27, 2016
ツイートだけ見るとけなしているようだが、読んでいる間は面白かった。ただ、ルメートルにしては結末が物足りなかったのも事実。やはり意外性でなんぼの人なのか。ところで、砲弾を受けて下顎がなくなるエドゥアールは主人公の一人なんだけど、同じように下顎がない人を一度だけ見たことがある。
昔一度だけ、電車の中で下顎のない人を見たことがある。山手線だったか中央線だったか、ともかくその男はドアの脇に寄りかかっていた。見てはいけないと思ったものの、あまりにもインパクトが強くてどうしても見てしまう。もう30年ぐらい前の話だ。だからエドゥアールの容貌は容易に想像できた。
— Sukeza (@anykindoflove) December 27, 2016
もしかしたら学生のころだったかもしれない。いずれにしても高円寺に住んでいた20代のころだろう。たぶん医療技術の進んだ今ではもう見かけ上顎がない人というのはいないのではないだろうか。
しかし、相場だけじゃなくて年末というのはなんでこんなにモチベーション低いのだろう。とにかくあらゆることにやる気がなさ過ぎる。食事を作るのが異様に面倒だし、大掃除どころか、風呂の掃除をしようと思ってからもう一週間近く経つ。ちょっとギターを触るとあまりにも下手過ぎて鬱屈する。文章を書くのも億劫。どうにもダメ人間への道をひた走っているような気が。廃人間近なのか。