引き分け

投稿日: 2017年5月28日 作成者: Sukeza

５月２７日、土曜日。

２４日という日付が夢の中に出てくるが、これが何月かということは分からない。ツイート中のボーヤ（ローディー）の中村というのは、僕がマネージャーをやっていたころの新川のボーヤ。青森出身。ドラマーを目指していた。今はどうしてるんだろう。

ここんところバカラックの「The Look Of Love」を自分で歌おうと思ってコピーしていたんだが、採譜し終わってそろそろオケのレコーディングをしようかと思っているんだがどうも午前中からそういう作業をする気になれない。完全に気分の問題でこれといった具体的な理由はないんだけど、そういえば昔業界の現場でもレコーディングは早くて午後の１時スタートだったからそういうのが身に沁みついているのか。

というわけで珍しく三日連続の業務に行った。今日も序盤は苦しく不ヅキっぽかったが、どういう加減か二度目の当たりが１８連してしまった。なんだか申し訳ないような。まったく遊びの業務なのにこの界隈の職人の平均日当ぐらいを稼いでしまった。途中から頭痛がしてきて（たぶん光の刺激のせいかもしれない）久しぶりにアドヴィルを飲む。

一旦帰宅後母のところに面会に行くが業務の疲れなのかぐらぐらに眠くなってしまい、母と話をしていたつもりがいつの間にか半分夢見ていて独り言のように話していることに気づいてびっくりする。ほとんど譫妄状態みたいな。これはやばいなと思って帰宅後にベッドに潜り込んで１時間ほど昼寝。そんな感じで夕方の具合があまりよろしくなかったので夕飯は先日FX会社のキャンペーンでもらった冷凍のちゃんぽんで済ます。

今日のメインイベントはU20W杯のイタリア戦。日本がグループリーグを突破して決勝トーナメントに進む条件は２－２の引き分け以上。引き分けでいいと言っても２点は取らなくちゃいけないところが難しい。で、始まった途端に最初の７分でなんと２失点。唖然。この時点でああ見るんじゃなかったと激しく失望。このペースだと一体何点取られるんだろうと。ところがイタリアはイタリアで引き分け以上で決勝トーナメントに進めるのでそこからはそれほど躍起になって攻めて来ない。なので日本の時間帯が続き、遠藤のクロスを堂安が押し込んで前半のうちに１点返した。これであと１点取って追いつけばよくなった。そうなると現金なもので俄然見る気も出てくる。後半も日本が一方的に攻める。すると、またしても堂安がゴール前でドリブルでGKを含めて四人を抜いて同点ゴール。まるでマラドーナを見ているようだった。これで驚いたことにとうとう２－２というスコアになった。こうなると日本もイタリアも両者共にそのままで決勝トーナメントに進めるので引き分けのままでいい。というわけで、後半途中からは両チームがひたすらボールを回すだけになった。これに不満を覚えた人も相当いたみたいだが、これはこれで見ていて面白かった。微妙な緊張感があるし、回せばいいといっても変なミスをすると墓穴を掘ってしまうことになりかねないのでそれなりにスリリングだ。アディショナルタイムは３分あったのだが、延々とイタリアが後方でボールを回しているだけなので３分経たないうちに審判は試合終了の笛を吹く。これでめでたく日本は３位で決勝トーナメント進出が決まった。試合の出だしが出だしだっただけに実に面白い試合だった。

で、その後の夜、ようやっと重い腰を上げてMTRとシンセの電源を入れてまずドラムの打ち込みから始めようとするものの、何しろ四年振りぐらいなのでMTRの操作をまったく忘れていてマニュアルと首っ引きになる。もうホントに笑っちゃうぐらいに忘れている。なんとか一小節のパターンを作ってインテンポでエレピでコードを弾こうとすると焦って上手く弾けない。これはパンチインパンチアウトを使わないとフルコーラス一気には弾けそうにないな……と思ったので明日にすることに。今どき、普通の人であればオーディオインターフェイスを使ってDAWソフト（シーケンスソフト）にMIDIでリアルタイムで打ち込んで後からエディターで修正するんだろうな、と思うものの、どうもシーケンスソフトを使い慣れないのでどうしても弾いて録音した方がめんどくさくないような気がしてしまう。実は逆なんだけど。まあ後はギターのバッキングから先に録音するという手もあるなと。どっちにしてもドラムは後でDAW上で打ち込みし直すんだけど。という具合に、久しぶりにオケを作ろうとするとやけにめんどくさい。五年前、抗がん剤の治療中は毎日これをやってたわけなんだけど。

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