Life after romance

11月4日、土曜日。

なんか自分が老けたなと思うのは、気がつくと田舎に帰ってもう5年になろうとしていたりすることでも感じるけれど、ガラケーを使い続けているうちに世の中がすっかりスマホになっていたり、なんか自分でも気づかぬうちに自分がちょっとずつ時代遅れになりつつあると感じるときだ。それはネット上の世界でもPCひとつとってもそうで、考えてみるとまだパソコン通信と言っているころからネットをやってWndows3.1のころからモザイク(ブラウザ)を使ってネットサーフィンしたり、まだブログなんてものが存在しないころからエディターでHTMLを書いて自分のサイトをやったりして、自分は常にネット上では先端を行っているつもりだった。それがどうも油断していると今の5年というのは昔の10年以上の感覚で、はたと気づいたときには最新のツールについていけないおっさんになりつつある自分に気づくのだった。

そんなわけで、今までは興味がなかった相場の自動取引(シストレ)、MT4を使ったEA(自動取引プログラム)を一度試してみようと、デモ登録してMT4を立ち上げ、試しに無料のEAを入れてみたのだが、どうにも使い方が分からない。なんとかダウンロードしてインストールは出来たものの、テストで走らせようと何度試みても何も起こらない。まあ今日は休日なので相場も動いておらず、デモにしても実践で動かすことは出来ないのだがそれにしてもこういうアプリケーションをなかなか使いこなせなくなっている老いぼれの自分に気がつくのはそれなりにショックだ。

遠い目をして考えるとそれもそのはずという気がする。まだスタジオの現場をはいずり回っていた20代の後半に、16歳の女子高生と付き合っていたことがあった。あれからもう30年、その子はもう46歳なのだ。唖然たり。全然その子じゃないじゃん。なんなんだろうなあ、人生とは。

それはともかくとして、そういう遥か昔の自分であろう夢を見て起きてみるともう10時27分だった。朝食後、前述のようにデモ登録してMT4を立ち上げたりしているともう1時近く、1時5分キックオフのルヴァンカップ決勝、C大阪対川崎の試合をテレビで見た。すると、いきなり杉本のゴールでC大阪先制。一体何が起こったのかとリプレイを見ると川崎のCBのミスからのゴールだった。今日の試合はどっちが勝っても初優勝、特に川崎はこれまで何度も決勝で敗れている。どっちを応援したものか迷う。要はリーグ戦で川崎が負けてくれればいいわけで、その意味では別にこのカップ戦で川崎が優勝しても構わないのだが、それで自信をもってモチベーションが上がったりするのも困るし……とか思いながら見ていると、ポゼッションは案の定川崎で攻めている時間も長いのだがどうもゴールする雰囲気というか気配がない。それはC大阪のディフェンスがよかったというのもあるのだけれど、攻めても攻めても川崎は決定的な場面をなかなか作れないでいた。そのまま1-0で後半に突入、C大阪は途中から山村を最終ラインに入れて5バックにしてガチガチに守る体勢、ああこれはC大阪のゲームになっちゃったなと思っていると案の定、終了間際にカウンターからソウザのゴールで逆にC大阪が追加点、2-0となりこれはもう試合が決まったなと。そのまま試合終了、セレッソが初優勝。やっぱりというかまたしても川崎は準優勝、この勝負弱さは一体何だろうと。何しろ前回のリーグ戦では5点取って勝っている相手なのである。勝てる試合ではボコボコに点を取れるが、いざというときに試合を決める1点が取れない。なんかもう、川崎フロンターレの宿命みたいなものを垣間見た気がした。

で、試合後半ぐらいから眠くなってきて、試合が終わった頃合にはその眠気はなくなっていたのだけれど、なんだか昼寝をしなければいけないような気がして眠くもないのに今日も昼寝。一体、何故昼寝をしなければならないのか、その辺はまったくもって分からない。

夜はまず岡崎先発のレスターの試合を見て、それから酒井高徳、伊藤達哉、浅野拓磨先発のハンブルガーSV対シュツットガルトの試合を連チャンで見た。岡崎は惜しいチャンスを決めきれず後半に交代。ハンブルガーのキャプテンである酒井高徳は今日はミスを連発してボロボロの出来だった。ところが試合の方はシュツットガルトが前半早々に2枚目のイエローをもらって一人退場で少なくなり、おまけにハンブルクに先制される展開で浅野の名前はほとんど実況の口から出て来ない。今売り出し中の伊藤達哉は、今日はそれほどいい出来でもなかったがそれなりにチャンスメイクしてゴールの起点になったりして相変わらず見ていて面白い選手だ。問題はこれまで55分プレーすると必ず両足を攣って交代しているので、果たして何分もつのかというところ。ところが今日は55分を過ぎてもまだ足が攣らずに走ってプレーしている。おお、するとカラータイマーを克服したのかと感心していると、なんのことはない、67分にやっぱり足が攣って交代。一体いつになったら90分プレーできるのか。

などと書いているともう2時過ぎ。以下次号。

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