Nontitled

11月26日、日曜日。

鹿島 0-0 柏。

負けないサッカーは出来たが勝てなかった、という試合。だが勝てなかったというのは(よろしくない意味で)鹿島にとって大きい。何しろ、勝てば優勝だったのだから。これで磐田との最終戦に絶対負けられなくなった。もし川崎が残り全勝すれば、引き分けも許されない。そういう意味では、見ているこっちも結構なプレッシャーを感じる、ひりひりするような試合だった。正直、あまりにも鹿島の優勝を望んでいるので、昨夜から今日の試合のことを考えて緊張して眠れないのではないかと思ったぐらいなのである。今朝方も、8時ごろに何度か目が覚めたのだが、柏戦まで時間があり過ぎるという理由で二度寝して10時過ぎに起きた。こういうときの僕は、まず上手く行かないことを想像してしまう。負けたらどうしよう、勝てなかったらどうしようという具合に。で、勝てなかった。しかし内容的には先の浦和戦同様にほとんど相手に決定機を作らせない、負けようのない試合だった。柏のGKの中村航輔が大当たりで運もなかった。昌子のドンピシャヘッドもバーを叩いた。結局最後まで、どこかで誰かがゴールを叩き込んでくれるのではないかという確信を持てなかった。正直これはよろしくないパターンなのではないかと。ただし、ACLの都合で川崎の試合は今日ではなく29日の水曜日、そのACLを優勝した浦和との試合。川崎が引き分け以下なら鹿島の優勝、つまり川崎はもう勝つしかない。考えてみればこれまた川崎にとっては結構なプレッシャーではないか。とりあえず、29日と12月2日と、最悪でも2度優勝を期待出来る機会があると考えよう。ひとまず、29日の浦和対川崎の試合を見るのが物凄く楽しみになったことも事実。つまり、この場合は楽しみが増えたと考えるべき。

今日は終日雨だった。雪よりもずっといい。6時半ごろに母のところに行き、帰宅後スパゲッティを茹でて夕食。夜は茶の間の大画面のテレビで「陸王」を見てまた涙ぐむ。アホか。なんだか昔よりさらに涙もろくなってる気がする。

で、YouTubeのおすすめに意外なものがあって、懐かしい人たちを見る。

由実さんよりもむしろ松任谷さんの方が、懐かしいというよりもリアリティあり過ぎで見ていて物凄く奇妙な気がする。つまり自分との距離感みたいなものを計れない。そういう距離がない気がするのだ。実際、今でも電話すれば普通に「はいはい」と出るだろう。そういう意味ではキーボードのヤマザキよりも連絡が取れるとも言える。

今みたいにハードディスクレコーディングじゃなく、マルチテープを使っていた昔のことをいろいろと思い出す。六本木のWAVEで由実さんとばったり会って一階のレイン・ツリーで珈琲をおごってもらったこととか。空港の税関でマルチテープが見つかりこれはなんだと訊かれたこととか。しかし考えてみれば、この動画に出ているエンジニアの吉沢さんとか、細野さんとか、ドラムの林さんとかには不思議なことに会ったことがない。(鈴木)茂なら知ってるが何故か彼だけ出て来ない。

結局のところ、僕にとって雲母社時代とは一体なんだったんだろうか。

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