2月4日、日曜日。
人生は甘くない、そう簡単に上手くは行かない……。ベルギーの名門、アンデルレヒトの10番としてデビューを飾った森岡亮太が、試合終盤に得たPKを自ら蹴って外したとき、そう思った。試合開始直後に見事なアシストを決め、もしこのPKを決めていれば決勝点になり、結果だけ見れば森岡にとって出来過ぎの一日になるところだった。しかしながら、早々にアシストを決めて以降は、アンデルレヒトの拙いビルドアップもあってベフェレン時代のようにボールは回って来ず、周囲との息も合ってなかった。試合が進むに連れても森岡は試合と呼吸が合っていなかった。つまり今日の森岡は決していい出来ではなく、試合も上手く行ってはいなかったのだが、もしあのPKを決めて1ゴール1アシストという結果になっていたら、まるで何もかもが出来過ぎのように見えていたはずだ。だが人生はそう甘くはなかった。
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今日は父の命日だった。五年前の14時34分に父は亡くなった。
9時49分起床。レベルは低いが、昨日までよりはずっとましだ。大体7時間睡眠。今日は夢も覚えている。夢の中で、僕らは港区かどこかの巨大な商業ビルのテナントである大きなカフェで会社の会議をやっていた。各セクションごとにばらばらにやっている。カフェのメニューは少なく、僕らの他に客もいな→
— Sukeza (@anykindoflove) February 4, 2018
→かった。珈琲が何種類かあるが馬鹿高く、もう少しいい豆を仕入れたいとメニューに言い訳が書いてある。僕はセクションにおいて下っ端であることは間違いなく、会社組織の全貌すらよくわかっていない。そのうち、新しい資料である書籍が入ったというので見に行く。CGの書き方みたいな本がある。いろ→
— Sukeza (@anykindoflove) February 4, 2018
→んな資料の本がワゴンのような書棚に載せられて、僕らはそこから自分で使うものを選ぶ。会議は延々と続く。ただこれだけの夢だったのだが、象徴的だなと思ったのは会社では僕は人に使われた経験しかなく、したがってこういう人に使われる夢しか見ないだろうということだ。
— Sukeza (@anykindoflove) February 4, 2018
決して上等とは言えないまでも、昨日までのように11時過ぎに起きるよりは随分とましな時間に起きた気がした。かといって、父の命日であるということ以外は格別何の予定もない。せめて午前中に寺に行って来ようと思った。
朝食後、いつもは省略している暖かいご飯を仏壇に供えて線香をあげる。寺に行こうと玄関を開けると、玄関先の飛び石に黒猫がいた。別に父の生まれ変わりと思ったわけでもないが、できることなら猫を飼いたいと常々思っているので一生懸命に呼んでみたが、猫はぷいといなくなってしまった。空からは雪が舞い降りてきた。
それから一旦書斎に戻ると、今度は窓の下に白い猫がいた。またもや窓越しに呼んでみたが、やっぱり行ってしまった。何故今日はこんなに猫がやってくるのだろうか。
雪が舞い散る中、寺に行った。雪があるので墓参りは無理だが、位牌堂に線香をあげる。茶碗に水を入れようと思ったが寺の水道は凍結していた。とりあえず父の命日に僕が出来るのはこれぐらいだ。さて、これからどうしようかと思った。何の予定もない一日。なんとなく、そのまま業務に向かってみた。なんだか非常に嫌な感じがした。こういうのは人間としてどうかと思ったのだ。店内に入ってみると、目当てのネタは埋まっていた。僕はほっとして帰宅の途に就いた。
昼食後、父の亡くなった2時34分が近づいてくる。だから何をするというわけでもない。ひとまず昼寝をしようと思った。ベッドに入って少し考えた。ふと時計を見ると、2時34分はもう過ぎていた。それから僕は1時間半ばかり眠った。
外は相変わらず雪が舞っている。そんなに積もりそうな降り方ではないが。いつの間にか日は傾いて、こんな風に静かに父の命日は過ぎて行った。
結局のところ、命日に何をするべきかということを僕は分かっていない。来年は七回忌に当たるので、雪が融けるころに法事をするだろう。そして、いまだに入院中の叔母(母の妹)と90歳を過ぎた叔母(父の姉)は法事には来れないだろう。僕と弟と叔父といとこ、たぶんこれぐらいの集まりになるはずだ。だがそれはいずれにしても、一年先の話だ。
夕食前に「JIN -仁ー」完結編を5話まで見る。夕食後はDAZNでヘタフェの試合を見たが、柴崎の出番は終盤の数分だけだった。そして、森岡のアンデルレヒトデビュー戦は冒頭の通りだ。
どうも今日9時台に起きられたから油断しそうだが、明日は1時に県立中央病院で検査と診察がある。血液検査を診察の1時間前には終わらせておかないといけないので、遅くとも10時前には起きなければならない。どうもうっかりすると忘れてしまいそうだ。
それにしても、猫を飼いたかったなあ。