そこそこ

4月27日、金曜日。

とりたててこれといったことは何もなく、強いて言えばすべてそこそこ、ほどほどに留めたというところか。つまりそれはあらゆる意味で不完全な一日だったということでもある。ともあれ、朝目が覚めてようやく首の痛みが取れていたことにほっとする。

夕方ハリルホジッチ前監督の会見を見たが、例によって前振りがあまりにも長過ぎてうんざりしてしまう。彼はそういうところで損をしている。結局のところ、いまさらどうしようが言い訳をする場にしか過ぎず、そのために10時間以上のフライトをしてやって来たということに感心はするものの。どっちにしろ、田嶋が会長のうちはどうにもならないことだ。今日から渡欧するという西野新監督は相変わらずまったくオーラがない。おびえたげっ歯類のようにむしろ負のオーラがある。

6時半過ぎに母のところに行って、母の部屋で7時のニュースを見た。韓国と北朝鮮の南北首脳会談を見て素晴らしいと思った。正直これが本当なのかどうかはよく分からないが、とにかく素晴らしい光景に見えた。凄い場面を見ているのだという。涙目になりそうなくらい、ちょっと感動した。ところがNHKのニュースは南山大学の教授といい、諸手を挙げて信じるわけにはいかないという否定的な見解に終始、盲目的に信用・賛同するのではなく懐疑的な目も必要なことは分かるがこれはちょっとしらけるしハナからこういう態度はどうなのだろう。そもそも日本とは関係のないところで進んだ今回の歴史的な会見と共同声明、蚊帳の外に置かれた日本が茶々を入れるというのは。もちろんあれだけミサイルを飛ばして過激な言動を繰り返していた北朝鮮がにわかに軟化したのは確かにちょっと奇妙ではあるのだが、ここはひとつ、いいことは信じてもいいのではないか。少なくともすべてが嘘っぱちであるとは言えないだろう。ベルリンの壁が壊れたときも、こんな風に狐につままれたような気がしたものだ。北朝鮮を嘘つき呼ばわりして罵詈雑言を浴びせるだけでは何も変わらない。本当に嘘つきと分かった時点で攻撃すればいい。それとも日本人の大半はベトナムのときみたいに北爆するのを望んでいるのだろうか。でもそれをやるのはアメリカであって、自分たちではないよね?

まあ正直言って、北朝鮮がどこまで本気で平和を望んでいるのかは分からない。ただ単に経済的に煮詰まっただけかもしれない。ついこの間自分の兄弟を暗殺したばかりだし。とにもかくにも、今日目撃した光景が歴史的な場面に遭遇したのだということであって欲しい。いい意味で。

珍しくポリティカルなことを書いてしまった気が。まあいいか。らしくないが。

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