Nope

5月20日、日曜日。

鹿島が仙台に1-2で負けてしまったので、すっかり気落ちしてモチベーションが激落ち、小説を書くどころじゃなくなった。ただ、一応書き出しだけ考えた。

最初に考えたのは、

月子に最初に会ったときに思ったのは、ツキコなんて変な名前だなということだ。

で、次に思いついたのは、

しけた店だった。

前者だったらラブ・ストーリー、後者だったらハードボイルド。

考えてみると随分長いこと小説を書いていない。基本的にはプロットを立てずに書きながら即興で考えるタイプなのだが、どちらかというと物凄く散々悩んだ挙句であっても骨子となる最小限のプロットを考えてから書く方が上手く行くような気がする。いずれにせよ、もはやすっかり根気というものがない。ほとんどゼロだ。

今朝は物凄く残酷な夢を見た。一人の女性が何かに跳ねられて身体が真っ二つにちぎれて吹っ飛ぶというような。ああこれはこうなるなと思いながら見ていたところをみると明晰夢だったのだろう。自分の心の中のどこかに潜在的にそういうものを見たいという意思があったのかもしれない。

二度寝して起きると10時53分で、寝過ぎの頭痛がした。頭痛薬のアドヴィルを飲んでも頭痛はなかなか治まらず、夕方までその残滓はあった。

鹿島の試合に戻ると、今日は仙台の方が出来がよくプレー精度も高かったということもあるが、とにかく鹿島の出来が悪かった。で、悪いときの習いでなんとなく失点してしまう。ボールを持っていてもいつの間にか相手に渡してしまうという場面が散見。コレクティブなサッカーが出来てないという印象。正直、これからリーグが2ヵ月も中断するということもあって、試合終了後凄いいらいらした。心がささくれだった。どうにも気持ちのやり場がなく、しょうがないので玄関前の草取りをやったがやっぱり頭痛がした。それから母のところに行こうとすると、庭先を近所の黒猫が通りかかって、呼ぶとやって来て撫でるとごろごろした。こういうときはほっこりするはずなのだが、やはり心の中は敗戦の色が濃い。負けたらなかなか気分が晴れない。当たり前のことだ。

夜、Netflixでクエンティン・タランティーノ監督「パルプ・フィクション」を久しぶりに見たが、改めてタランティーノは音楽のセンスがダサいと思った。

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