6月19日、火曜日。
日本 2-1 コロンビア。たまげた。4年前のW杯の脱力感を覚えているだけに、ちっとも期待してなかった今年の日本が、4年前に4-1でボコられたコロンビアに勝つとは。興奮さめやらぬというか、人生にはこういうこともあるんだなあ感。
まず、開始早々大迫が抜け出してシュート、その跳ね返りを香川がシュートしたのがコロンビアDFの手に当たってPKかつ一発レッド、っていう展開に驚いた。PKだけならまだ分かるけど一発レッドとは。なんか、コンビニで1000円札出したらお釣りが9000円来た感。これを香川が決めて1点リードした上にコロンビアが10人になったけれども、これで勝てるとはまさか思わず、案の定直接フリーキックを川島がダサいキャッチングで同点に追いつかれたときはああやっぱりそうだよな、引き分け出来たら上等だよな、と思っていた。しかし今日なんかおかしかったのはコロンビアのぺケルマン監督、クアドラードをさっさと下げてボランチの選手を入れ、後半にはなんと顔色の悪い(笑)ハメス・ロドリゲスを入れてくれた。いや、ホントにハメスは顔色が悪かった。これで後半日本が引き分けでもいいや的なボール回し、コロンビアもあんまりプレスに来ない、という不思議な展開になり、柴崎が負傷で交代、香川に代わってなんと自分が一番嫌いな本田投入という嫌な予感のオンパレードになったものの、その本田のコーナーキックを大迫がヘッドで決めてしまった。こうなるともう後は残り10分をどうやって守り切るかという固唾を飲む展開。あまりにも固唾を飲んだので、最後試合終了のホイッスルが鳴ったのにも気づかなかった。
というわけで試合が終了して日本が勝ったわけなんだけれども、それでもなかなか事情を飲み込めず、なんか本当に勝った感がなかなかやってこなかった。そもそも今日の試合、例によって情報が洩れてるっぽいメディアの事前の予想スタメンでは大迫こそトップで出るものの、柴崎と昌子がスタメンという予想ではなく、その時点で大幅にモチベーションがダウンしていて、スタメンが発表されて大迫も柴崎も昌子もスタメンということが分かってようやく応援する気になったのだった。
確かに勝ったものの正直今日の試合では乾・長谷部・川島あたりがぱっとせず、長友も失点に繋がるクリアミスなどベテラン勢に不安は残った。とはいうものの、こればっかりは結果として勝てばいいものなのでそこはそれ、すべてが結果オーライ。先制点のPKのきっかけになったシュートを放ち決勝点も決めた大迫がマンオブザマッチなのは当然。柴崎も昌子もよかった。柴崎の怪我だけが心配。
何はともあれ、俺は驚いたよ。それはともかく、今やってるポーランド対セネガルの試合を見るに、次のセネガル戦はまず勝てそうもないことだけは書いておく。